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『ムーンライト』続編実現の条件は ─ バリー・ジェンキンス監督、現在の心境を明かす

© 2016 A24 Distribution, LLC

アカデミー賞で作品賞を含む3部門受賞を成し遂げた映画ムーンライト(2016)で監督・脚本を務めたバリー・ジェンキンスが、続編実現の可能性について見解を示している。

孤独に生きるシャロンという人間の内に秘めた感情の機微が、少年期・思春期・青年期の3部構成で鮮明に描かれた『ムーンライト』。米IndieWireによる取材にて、「『ムーンライト』の次なるチャプターの可能性について考えたことはありますか?」と尋ねられたジェンキンス監督は、「お酒を飲んでいる時だけです。お酒をたくさん飲まなきゃ(続編の)考えまでたどり着きませんね。(普段の生活では)一度も思い浮かべたことはなかったですよ」と返答した。

原作は、アメリカ出身の劇作家タレル・アルヴィン・マクレイニー氏が、AIDSで母親を亡くした自身の経験に基づき執筆した戯曲『In Moonlight Black Boys Look Blue』。個人的な経験に端を発する本作について、ジェンキンス監督は「もし、タレルが続編を書いたら…物語は、タレルが始めなければいけないんです」と語っている。

「(シャロンと幼馴染ケヴィン役の)トレヴァンテとアンドレが、続編について素敵な話をしていたんですよ。それで私は、物語がどう進展していくか想像を巡らし始めたんです。でも(構想は)ないですね。もしタレルが書くのなら……私の中にはないと思うんです。」

物語は、薬漬けの母親との亀裂や同性の幼馴染への特別な想いなど、複雑な心の揺れを抱え込みながら生きていたシャロンが、幼馴染のケヴィンとの久しぶりの再会を果たし、自身の想いを打ち明けた所で幕を閉じている。果たして、その後のシャロンの物語が語られる時は訪れるのだろうか。

『ムーンライト』以降、ジェンキンス監督は『ビールストリートの恋人たち』(2019)を手がけ、同作はアカデミー賞やゴールデングローブ賞などの各映画賞にノミネート。現在は、米Amazon Studios製作のドラマシリーズ「The Underground Railroad(原題)」の企画を進行させるなど、精力的に監督業に力を注いでいる。

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Source: IndieWire

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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