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映画『バイオハザード』は『1917』と『死霊のはらわたII』から影響、監督が明かす

バイオハザード

新作映画『バイオハザード』には、意外な映画からの影響があったようだ。ザック・クレッガー監督が挙げたのは、サム・メンデス監督による戦争映画『1917 命をかけた伝令』(2019)と、サム・ライミ監督のホラー映画『死霊のはらわたII』(1987)だった。

クレッガー監督は米Rotten Tomatoesにて、本作の着想源となった映画について次のように答えている。

「『1917』ですね。トーンは全く違いますが、構造的にはおそらく一番近い作品です。『死霊のはらわたII』と『1917』を両親に持つ映画、みたいな。でも、それもちょっと違うかな……。この2本の映画が深く愛し合って生まれた映画、とでもいうか。」

『1917 命をかけた伝令』は、第一次世界大戦中のフランスを舞台に、重要な伝令を届ける任務を負った2人のイギリス兵が、危険な敵陣を突破していく物語。全編がひとつながりの映像に見えるワンカット風の撮影手法が大きな話題となった作品で、第92回アカデミー賞では撮影賞など3部門を受賞した。

一方の『バイオハザード』も、主人公に課せられた任務は「届け物」だ。オースティン・エイブラムス演じる配達員ブライアンが、ある医療品をラクーンシティへ届けようとしたことから、想像を絶する恐怖に巻き込まれていく。危険な道のりを進み、目的地を目指すというシンプルな物語の骨格は、確かに『1917』と重なるものがある。

バイオハザード

しかも本作は、ブライアンの目線でほぼリアルタイムに展開される約90分のサバイバルホラー。クレッガー監督は以前、ホラー版『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のような作品ではないかと尋ねられた際も、「映画が始まって5分くらいするとアクセルを踏み込んで、そこから最後までほとんど止まらない」と語り、「映画全体が、ひとつの巨大なシークエンスのような感じ」と説明していた。

では、『死霊のはらわたII』からの影響はどうか。同作は凄惨な恐怖描写に、ドタバタ劇のようなブラックユーモアを融合させたホラー映画。もともとコメディ畑出身のクレッガー監督は、『バイオハザード』でも恐怖と笑いの組み合わせを重視したと明かしている。ただし、意図的にジョークを挿入するのではなく、異常な状況に対する登場人物の反応から笑いを生み出すことを目指したという。

バイオハザード

クレッガー監督は以前、本作最大のインスピレーションは映画ではなく原作ゲームそのものだったとも説明していた。ゲームの三人称視点や一人称視点、未知の空間を探索するときの没入感を、映画ならではの映像表現に落とし込んだという。

その意味では、ゲームのプレイ体験を映画化するという基本方針に、『1917』のような任務遂行型の物語構造と、『死霊のはらわたII』の恐怖と笑いが掛け合わされたのが、今回の『バイオハザード』ということなのかもしれない。

映画『バイオハザード』は2026年10月9日より全国公開中。

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Source:Rotten Tomatoes, GamesRadar+

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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