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【ネタバレ】『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』クリーチャーまとめ ─ ゾンビやリッカーからアイツまで登場

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

この記事には、『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』のネタバレが含まれています。

ゾンビ

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
Screen Gems RESIDENT EVIL WELCOME TO RACCOON CITY

『バイオハザード』ゲームシリーズに欠かせない存在といえば、それはまちがいなくゾンビのことだろう。ゾンビとは、ウィルスに感染した人間で、生ける屍と化した存在のことを指している。ゾンビとなる方法はさまざまで、ほかのゾンビから噛まれるという一般的なものから、ネズミなどの保菌生物との接触から感染する場合まであるのだ。ゲームシリーズの多くに登場するが、基本的には動きが遅く戦闘力も低い。

本映画版に登場するウィルスは、アンブレラ社が開発した生物兵器であり、大量の兵士を生み出すためのものだ。それに感染したゾンビたちは、劇中で大量に確認することが可能だが、最も印象的だったのは、原作の一作目で有名な口を赤に染めた“振り向きゾンビ”のシーンだろう。ゲームのファンであるヨハネス・ロバーツ監督の強いこだわりが存分に垣間見られる恐怖演出だ。

ケルベロス/ゾンビ犬

ゾンビ犬は文字通り、ゾンビと化した犬のことだ。ソンビと化した人間とは違い俊敏性があり、プレイヤーに高速で接近し、噛み付いてくることが特徴。ゲーム『バイオハザード2』でのゾンビ犬は群れで登場し、その勢いと脅威にかつてない恐怖を感じた方々も少なくないだろう。

本映画版の冒頭、トラックの運転手が道路を横断していた女性を轢いてしまう場面が登場する。その女性は感染者で、トラックに轢かれた際に大量の血を流してしまう。すると運転手が飼っていたドーベルマンが、道路に残された血を舐めてしまうのだ。その後、このドーベルマンがゾンビ犬と化し、飼い主に噛みつき、ラクーンシティはさらに混沌とした状況に発展していく。

リサ・トレヴァー

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
Lisa Trevor in Screen Gems RESIDENT EVIL WELCOME TO RACCOON CITY

本作の物語における重要な鍵を握るリサ・トレヴァーは、ゲームではアークレイ研究所の設計者の娘で、アンブレラ社による数々の人体実験により狂気の怪物と化してしまった人物だ。人間の皮を繋いだようなものを被っているのが特徴的。ゲーム『バイオハザード』リメイク版で初登場し、意識が定まらないリサは、ただひたすらに母親を求め館を徘徊しており、クリスをはじめとするアルファチームの敵として出現する。しかし、いかなる武器を使用しても、リサを完全に撃退することは出来ないため、かなり強力な敵だ。

本映画版の劇中でのリサは、クレアが幼少期の頃に暮らしていた孤児院で出会う女性で、ウィリアム・バーキン博士から無数の実験を受けた悲劇的な少女として登場。ほかのゾンビやクリーチャーとは異なり、少なからず人間らしさを保っており、クレアにアンプレラ社の地下の秘密の通路へ案内するのだ。ちなみに、リサとクレアはゲームでの接点はない。

クロウ/カラス

ゾンビ犬と同じように、T-ウィルスに感染した死体の肉を、カラスが食べたことで変異した怪物だ。ゲームにおけるクロウは、プレイヤーから挑発せず、縄張りに足を踏み入れない限りは基本的に襲いかかってくることはない。感染前と外見に大幅な差異はないが、その凶暴さは増しており、群れを作り行動する習性があるため、近くを通る場合には細心の注意を払う必要がある。

本映画版では、クリスやウェスカー、ジルらアルファチームがスペンサー邸に向かう途中の森で登場しており、ウェスカーが怯えているところ、ジルが容赦なく撃ち殺している。

リッカー

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ゾンビ化した人間が、T-ウィルスによりさらなる突然変異を起こし、四足歩行の不気味な姿をしたリッカーというクリーチャーになる。脳と歯が剥き出しで、その露出した脳が眼球までを覆っており、視覚能力を失っている。その代わりに聴覚が異常に発達しているため、音を頼りに獲物を狩っていく。ゲーム『バイオハザード2』では、そのおごましい初登場場面で、プレイヤーたちに恐怖を与えた。また見た目だけでなく、素早く動きや、鋭く長い舌と爪を使った攻撃は厄介で、苦戦を強いられた方々も多いだろう。天井や壁を這って歩くことも可能だ。

本映画版では孤児院にて登場し、クレアとレオンに容赦なく襲いかかっていく。レオンが舌で足を止められて、リッカーの餌食にされそうになっているところを助けに入ったのが、上述したリサ・トレヴァーだ。その持ち前の力で圧倒し、リッカーの顔を破壊する。

ウィリアム・バーキン

ゲーム『バイオハザード2』におけるラスボスで、T-ウィルスとG-ウィルスを開発した天才科学者だ。G-ウイルスを自らに投与したことで怪物となる。一つ目が剥き出しとなった姿はとにかく不気味だ。クレアとレオンの前に何度も立ちはだかり、倒される度に異常進化を繰り返し、やがて人型から完全なる怪物へと姿を変えていく。5つの形態があり、プレイヤーを何度も恐怖に陥れた存在である。

本映画版では、アンブレラ社に雇われた科学者で、かつてクレアとクリスが住んでいた孤児院を運営していた人物として登場する。リサ・トレヴァーをはじめとする孤児院の子供たちは、彼の実験の被験者となった。映画の冒頭では、アンブレラ社の社員数名と共に、クレアの寝床にやってきては彼女を実験台にしようとするが、最終的には逃げられてしまう。

そこから時は流れ、クレアやクリスは大人となり、バーキン博士もまた妻と幼い娘と一緒に暮らしていた。アンブレラ社の秘密の研究所では、ウェスカーに銃撃されるが、ウィルスを投与していたことで、巨大な怪物と化す。そしてクレアやクリス、レオンらと戦うことになるが、最後にはレオンにロケットランチャーでぶちのめされるのだった。

映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、2022年1月28日(金)より全国公開中。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。