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【レポート】『ロケットマン』タロン・エジャトン初来日 ─ 「僕が最も誇りに思う作品です」(写真71枚)

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

伝説的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生をタロン・エジャトン(エガートン)主演で映画した『ロケットマン』の日本公開(2019年8月23日)を目前に、タロン・エジャトンと監督のデクスター・フレッチャーが来日。都内でジャパンプレミアと舞台挨拶が開催された。(写真ギャラリー71枚あり)

ブルーカーペットで日本のファンを前に初登場

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

ブルーカーペットには、かねてより「ロケットマン」名義で音楽活動を行ってきたふかわりょうと、ハリセンボンの近藤春菜‎、箕輪はるかが日本人ゲストとして登場。ハリセンボン近藤は、箕輪より「自分の半生が映画になったお気持ちはどうですか」とふられ、「いやエルトン・ジョンじゃねぇよ!」のボケでしっかり会場をあたためた。

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

日本でも大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)の最終監督としても知られるデクスター・フレッチャーと、お待ちかねタロン・エジャトンが登場すると会場のボルテージも最高潮に。特にタロンは今回が初来日とあって、詰めかけたファンも興奮ひとしおだ。

ファンも一体となった舞台挨拶

デクスター監督とタロンがファンサービスを行った後、イベントはジャパンプレミア試写の舞台挨拶へ。開始前はつい先程のブルーカーペットの様子が上映されており、時折遠くから近藤春菜の「エルトン・ジョンじゃねぇよ!」が入り込んでいるのが聞こえ、劇場にも笑いが伝染した。

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

歓声に包まれてデクスター監督とタロンが登場。4度目の来日だというデクスターは「日本に来る度、美味しいものをたくさん食べて、ショッピングを楽しんでいます」「興奮しすぎて爆発しそうです」とテンションMAXだ。

初来日のタロンは、「最高です。暖かく迎えてくださいって、本当にありがとうございます」とあいさつ。「東京は、ずっと訪れたかった土地でした。今の所はプレス仕事でなかなかホテルから出かけられていないのですが、それでも日本の皆さんはすごく親切で温かいですね。美味しいご飯も頂きました。『ロケットマン』は特に日本の皆さんに気に入って頂ける自信があるから、こうして来させて頂きました。」

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

「『ロケットマン』が他の映画に比べて特にスペシャルな点は?」と尋ねられたデクスター監督は、「主演俳優が劇中の全曲を歌い上げるという、過去数年の中でも極めて珍しいミュージカル作品」であると説明。「特にタロンは素晴らしい役者で……」と褒めようとしたデクスターがタロンの方に向かって「ここ聞かないで」と言うと、タロンも両耳に指を当てて「聞いてません」のポーズを取った。

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

監督は「素晴らしい歌声の持ち主で、劇中の曲は全て……」と続けて、「もう大丈夫だよ」とタロンの耳を解いてあげる。「劇中の曲は、全てタロンが実際に歌っているんです。撮影現場でそのまま歌っているからこそ、情熱的で忠実で、感動的なんです。もしあなたがタロン好きで、エルトン好きなら、今夜は超幸せになれますよ。」




この質問には”『ボヘミアン・ラプソディ』と比べてどうスペシャルか”とのニュアンスも含まれていたが、他に違いと言えば、エルトン・ジョンが未だ存命であるという点もある。プレッシャーも大きかっただろうタロンには「演じてみて、どんな気持ちか」との質問が投げられた。

「著名人を、まだ存命のうちに演じるというのは、役者としてもけっこう変わった経験だと思います。世の中の素晴らしい伝記映画は、たいていご本人が亡くなった後に製作されますが、今作(のエルトン)はまだご存命、しかも製作にも関わっています。製作を通じて、(エルトンと)特別な絆や友情を築くことができました。つい数週間前も、彼のご家族と一緒に数日過ごすことがあって、本当に魔法のような時間でした。日本では『キングスマン』が人気だと聞いていますし、デクスターとの前作『イーグルジャンプ』も人気だそうですね。『ロケットマン』は、僕が一番誇りに思う映画ですから、是非楽しんで下さい。」

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

観客へのメッセージとしてデクスター監督は、「映画を作って、最も嬉しくて誇らしい瞬間は、観客の皆さんの反応を見た時。ベストを尽くした映画を持っていって、一番誇らしくなるのはやっぱり皆さんの笑顔を見ることです」と語る。「日本であろうと世界中のどこであろうと、それは普遍的。この映画は、タロンの演技や名曲に乗せた、誰もが共感できる物語。そして重要なのは、この映画では可能性や希望を伝えているということ。美しい楽曲やダンスも楽しめます。映画館からお帰りになる際に、笑顔でご機嫌な気持ちになってもらえたら、光栄で誇らしく思います。」



タロンは「確かInstagramで見かけたんですけど」として、黒澤明監督の言葉を引用した。「多くの映画監督は、”頭”で映画を作るばかりで、”心”で作っていない、って。『ロケットマン』では、悲しいシーンも楽しくて喜ばしいシーンも、撮影中は最上級の歓びをもって作りました。だから真心が籠もっていて、それで世界中から愛されているのだと思います。観た人が、この物語を”自分ごと”に思ってもらえれば嬉しいです。べつに薬物依存症じゃなくても、大成功を収めた才能ある有名人でなくても、人間なら誰もが共感できる、人間臭い物語です。」

『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER
『ロケットマン』ジャパンプレミア
©THE RIVER

最後に会場では、デクスターとタロンへのサプライズプレゼントとして、観客全員がサイリウムを手にエルトン・ジョンの名曲「Saturday Night’s Alright(土曜の夜は僕の生きがい)」を歌うという演出も。実は舞台挨拶のスタート直前に歌と振りの手短な練習を行っていた観客が、青とピンクのサイリウムを振りながら一体となって歌を披露。これには壇上の2人も大喜びで驚き、デクスターはすぐに自身のスマホを取り出してファンからのプレゼントを撮影。「InstagramかTwitterに載せます!」と宣言し、タロンは「みんな『ロケットマン2』に出れるよ!」と喜んだ。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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