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【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ミッドクレジットシーン解説 ─ アイツはなぜ?脚本家が説明

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のネタバレが含まれています。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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ヴェノム/エディ・ブロックの登場

マルチバースの扉が開かれた本作。ドクター・オクトパスをはじめ、グリーンゴブリン、エレクトロ、リザード、サンドマンといったヴィランたちがスパイダーマン/ピーター・パーカーの前に立ちはだかるだけでなく、トビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドによるスパイダーマンが登場し共闘することになる。もっとも、MCUの世界に時空を超えて呼び寄せられたのは彼らだけではない。ミッドクレジットシーンでは、あのトム・ハーディふんするエディ・ブロック/ヴェノムまでもが登場するのだ。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のポスト・クレジット・シーンについて触れています。

ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ
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まずは、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)エンディング後の展開について簡単におさらいしておきたい。カーネイジとの戦いの後、エディとヴェノムはどこかのホテルでテレビドラマを優雅に観ていた。そこでヴェノムはエディに、800億光年に及ぶ宇宙の集合知を少しだけ見せてやると言う。“ユニバースをまたぐシンビオートの世界”を見せようとしたところ、不思議な現象が起こる。ふたりは今までいた部屋とは異なる場所に飛ばされてしまったのだ。さらにテレビにはドラマではなくニュースが流れており、そこにはスパイダーマンの正体を明かす内容が報じられていた。つまりエディとヴェノムは、MCUの世界線に飛ばされたというわけだ。

この展開の続きとなるのが、『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』のミッドクレジットシーンであり、ここではエディがバーテンダーから、MCUの世界について説明を受ける姿が捉えられている。アベンジャーズやサノスの存在について教えてもらうも、何回聞いても信じられない様子のエディ。そこでエディは、「ニューヨークでスパイダーマンと話すべきかもしれない」と考えるが、ちょうどその頃ドクター・ストレンジが放った呪文により、エディとヴェノムは光に包まれながら元の世界へと戻っていく。これがミッドクレジットシーンの一連の流れである。

ヴェノムといえば、コミックではスパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪の英雄として知られている。そんなヴェノムとスパイダーマンの対決が本作で描かれることを望んでいた方々も多くいたに違いない。Varietyにて本作の共同脚本を務めたクリス・マッケナとエリック・ソマーズは、『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』のラストバトルにてエディとヴェノムを登場させるという展開について、「間違いなく議論した」と述べている。

またエディとヴェノムは、スパイダーマン/ピーター・パーカーに会ったことすらないはずだが、なぜMCUの世界線に呼び寄せられたのだろうか。その理由についてマッケナは、「シンビオートはほかのユニバースに関する知識を持っています。彼の脳の中には、ここに繋がる知識が埋め込まれているというわけです」と説明している。つまり、エディがシンビオートの世界を見せてもらったときに、スパイダーマン/ピーター・パーカーに関する情報を得ていたということだ。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、2022年1月7日(金)より公開中。

Source:Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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