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『アメイジング・スパイダーマン2』幻のMJ、全カットの理由を本人が明かす ─ 3場面も撮影、『アメスパ3』につながる伏線だった?

Andrew Garfield by Gerald Geronimo, CC BY-SA 2.0 , via Wikimedia Commons | Shailene Woodley by Colleen Sturtevant, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons | Emma Stone by MarinSD, CC BY-SA 2.0 , via Wikimedia Commons

映画『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)には、シェイリーン・ウッドリー演じるメリー・ジェーン・ワトソンが登場するはずだった。アンドリュー・ガーフィールドとの場面まで撮影されたが、出演シーンはすべてカット。完成版からMJが姿を消した理由について、ウッドリーが当時受けた説明を明かした。

ウッドリーがSAG-AFTRA Foundationのキャリア回顧インタビューで語った。スパイダーマンは一番好きなスーパーヒーロー、メリー・ジェーンは幼いころから大好きなキャラクターだったため、決定時には夢の役を得たと喜んだという。実際にガーフィールドと3場面ほどを撮影したが、やがて本編に登場しないことを告げられた。

ウッドリーが聞かされたところによれば、製作側は『アメイジング・スパイダーマン2』ですでに多くの新キャラクターを登場させていたため、MJの紹介を次作に先送りしようとしていた。エマ・ストーン演じるグウェン・ステイシーの物語を完結させた後、ピーター・パーカーの新たな恋愛相手として登場させる計画だったという。

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「『グウェンが死ぬのを待って、それからメリー・ジェーンを登場させよう』と言われました。それは筋が通っていました。でも、その映画は作られませんでした。」

グウェンの悲劇が描かれる同じ作品のうちに、次の恋愛相手となるMJを早々と紹介するのは不自然だと判断されたのだという。ただしウッドリーは、あくまでそれが自分に伝えられた説明だと念を押し、実際の理由は分からない、自分の演技がひどかった可能性もあると冗談めかして付け加えている。

今回の証言は、公開当時に製作陣が示していた説明とも一致する。マーク・ウェブ監督は米Los Angeles Timesに、ピーターとグウェンの間に多くのものが懸かっているなかで、将来的な恋愛相手を登場させるのは難しかったと説明。製作のマット・トルマックも、隣人として現れるMJがピーターとグウェンの物語を散漫にしてしまうと判断したことを明かしていた。

ただし当時は、グウェンの運命そのものが公開前の重大なネタバレだった。製作側の説明は「ピーターとグウェンの関係に集中するため」という範囲にとどめられていたが、今回ウッドリーは、グウェンの死後にMJを登場させるという具体的な順序まで伝えられていたことを明かした形だ。ウッドリーのMJは本格的な三角関係を担う予定ではなく、次なる物語への布石として配置されていたことも分かる。

もっとも、その受け皿となるはずだった『アメイジング・スパイダーマン3』は実現しなかった。第3作では『2』の脚本家アレックス・カーツマンらが続投予定だったが、カーツマンは後年、脚本には何も手をつけていなかったと明かしている。ピーターとグウェンの物語を守るために登場を見送られたMJは、シリーズの終了によってデビューの機会そのものを失うことになった。

Source:SAG-AFTRA Foundation, Los Angeles Times

Writer

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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