トム・ホランド版『007』の物語が明らかに ─ ラストで007の称号を与えられ、ジェームズ・ボンドになる物語?

『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが、かつて自ら提案したという『007』若きジェームズ・ボンドの映画企画について、その内容を明らかにした。実現しなかった理由のひとつには、マーケティング上の事情があったようだ。
ホランドは2022年、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)の前後にソニーに対して「自分が考えたボンドの若い頃の映画を提案した」ことに言及。詳細には触れず、「物語は成立していなかったと思いますし、上手くいきませんでした」と明かしていた。
それから4年が経った今、ホランドはその全貌を、英BBC Radio 1のインタビューで明かしている。
「トム・ロスマン(ソニー・ピクチャーズ会長)のところへ行って、ジェームズ・ボンドのオリジンストーリーのアイデアを提案したんです。要は、SAS(特殊空挺部隊)に所属する若者の話です。彼はあらゆる分野で優れた成績を収め、大活躍し、ある任務に就く。その任務を終えたあと、“007”の称号を与えられ、そこでジェームズ・ボンドになるわけです。」
もっともホランドは、このアイデアに“落とし穴”があったことを指摘している。
「でも当然、マーケティングの観点から言えば、ジェームズ・ボンドの映画を作っておいて、映画の最後に“彼がジェームズ・ボンドでした”と明かすことはできない。理にかなっていませんから。そんなことをする人は誰もいないでしょう(笑)。」
つまり、ボンドのオリジンストーリーという魅力的なアイデアにもかかわらず、“ボンド映画だと宣伝できない”というのが難点だったということ。ボンド映画だと明かして宣伝すれば最後のツイストが台無しになり、隠せば別の売り方をしなくてはならないわけだ。
ホランドが提案した企画は実現しなかったものの、そのアイデアは別の形で生かされた。ゲーム原作映画『アンチャーテッド』(2022)でネイサン・ドレイクのオリジンを伝える物語へとつながり、ホランドが主演に抜擢されたのである。
なお、ホランドはかつてジェームズ・ボンド役を熱望していたことで知られるが、2025年8月にはボンド役の噂に対して「最小限にとどめておきましょう」としたうえで、他の若手が挑戦するべきだとの考えを示唆していた。『007』 シリーズの“7代目ジェームズ・ボンド”役は、2026年内にも発表される見通しとされている。
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Source: BBC Radio 1




























