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『ヴェノム』続編監督アンディ・サーキス、モーションキャプチャー俳優の経験はどう活きたか ─ 『ロード・オブ・ザ・リング』ゴラム役など

アンディ・サーキス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36077836522/

トム・ハーディ主演『ヴェノム』(2018)の続編ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジには、ハリウッドきっての“スペシャリスト”であるアンディ・サーキスが監督に就任した。『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』のゴラム役、『猿の惑星』のシーザー役、『スター・ウォーズ』のスノーク役などを演じてきた、モーションキャプチャー界の第一人者である。

数多くの映画・ドラマで素顔の演技を見せるかたわら、アンディはモーションキャプチャーを使用した演技にも多数挑戦し、技術の向上にも尽力してきた。『GODZILLA ゴジラ』(2014)『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)ではモーションキャプチャー・コンサルタントも務めている。では、ヴェノムとカーネイジの真っ向勝負となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に、その経験はどう活きたのか。米IGNにて、サーキス自身が語っている。

「テクノロジーの進化を経験してきたことは、CGのキャラクターを実写の環境にどう融合させるのかという理解に繋がりました。おそらく監督としても、役者たちがテクノロジーを使い、きちんと役に入り込むための雰囲気の作り方はわかっていると思います。僕がこの仕事の候補に挙がった理由にはそのことがあったんでしょう。」

長年にわたる専門家としてのキャリアは、ヴェノムとカーネイジの表現に大いに役立てられた。とりわけ、カーネイジを描くにはモーションキャプチャーが不可欠だったという。あらゆる形態へと自在に変化するカーネイジを描くため、制作チームはテスト段階からモーションキャプチャーを使用。パルクールのアスリートやダンサーを起用し、流れるような動きによって、ヴェノムとはまったく異なる表現をめざした。サーキスいわく、「彼らの動きは、ヴェノムの動き方や戦い方にも、ひねりのある、邪悪で、新しいエネルギーをもたらしてくれた」という。

ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ
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前作『ヴェノム』にもモーションキャプチャーは使用され、身長2メートル以上のバスケットボール選手がヴェノムを演じていた。今回、サーキスの手によってヴェノムの表現も刷新され、新たな魅力を楽しむことができそうだ。かつてモーションキャプチャーの先駆けとなったサーキスは、この技術について「いまや大勢の俳優がパフォーマンス・キャプチャーを使い、それが役を演じる方法なのだと理解しています。どんな役でも演じられる。21世紀の俳優の、素晴らしいツールです」と語っている。

映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』 は、2021年12月3日(金)全国ロードショー。

Sources: IGN, CBR.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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