ディズニー超実写版『バンビ』からサラ・ポーリー監督が離脱 ─ 企画は存続中
米ウォルト・ディズニー・スタジオのクラシック長編アニメーション映画『バンビ』(1942)の実写リメイク版の監督として交渉中にあったサラ・ポーリーが、企画から離脱したことがわかった。米Indiewireが報じている。
2020年初頭に企画が明らかになった『バンビ』では、『ジャングル・ブック』(2016)『ライオン・キング』(2019)と同様に、CGによってリアルな映像を生み出す“超実写版”でのリメイクとなることが伝えられていた。脚本には、『キャプテン・マーベル』(2019)のジェネヴァ・ロバートソン=ドウォレット、『シエラ・バージェスはルーザー』(2018)のリンジー・ビアが就任している。
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(2022)などで知られるポーリーの監督交渉は2023年6月に報じられていたもの。事情に詳しい人物によると、ポーリーの離脱には「これといったドラマはなく、単純にうまくいかなかっただけだ」という。企画は今も存続中だと伝えられている。
直近では、ディズニーの実写映画製作部門Walt Disney Studios Motion Picture Productionの社長を15年にわたって務めてきたショーン・ベイリーの退任が発表されたばかり。ベイリーは、『シンデレラ』(2015)や『美女と野獣』(2017)『アラジン』(2019)『ライオン・キング』といったディズニーアニメーション作品の実写映画化に貢献した人物。企画を管轄していたトップの退任により、『バンビ』実写映画版や現在撮影中にあるとされる『リロ&スウィッチ』実写映画版などにどれほどの影響が生じるのかは未知数だ。なお後任には、ディズニー傘下のサーチライト・ピクチャーズで会長を務めるデイビット・グリーンバウムが指名されている。
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