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『デッドプール3』新しいウルヴァリン像、ヒュー・ジャックマンが示唆 ─ 「今までに演じたことがない」

ヒュー・ジャックマン ライアン・レイノルズ
Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/38468823852/ | THE RIVER | Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にデッドプール&ウルヴァリンが合流することで話題の『デッドプール3(仮題)』について、ヒュー・ジャックマンが“新たなウルヴァリン”を示唆した。

このたび、ヒューは米国のトーク番組「Who’s Talking to Chris Wallace?」に登場。『LOGAN/ローガン』(2017)でウルヴァリン役を卒業して以来のカムバック、公私ともに仲良しのデッドプール役ライアン・レイノルズとの本格共演について、本作ならではの思いを語っている。

「僕自身とライアンについて、それからデッドプールとウルヴァリンについて考えてみると、ふたりは昔からコミックの世界ではライバルであり、けれども僕がウルヴァリンとして演じたことのない関係性がある。“これは面白くなるぞ、今までやったことがないし楽しみだな”と思いました。」

以前ヒューは、自らがウルヴァリン役からの卒業を公言したのち、『デッドプール』(2016)を観て引退宣言を後悔したことを認めていた。アクション映画の傑作『48時間』(1982)のようなタッグを想像したものの、もはや引くに引けず、卒業する道を選んだというのだ。

事実、ヒューは『デッドプール3』の脚本が完成するまではウルヴァリン役の再演をまったく考えていなかったという。「(卒業して)穏やかな気持ちでしたから。インタビューでも、ライアン・レイノルズからも、毎日のように“もう一度やらないの?”と言われていましたが、“もう卒業したから”と言っていたんです」。逆に言えば、本作の脚本は復帰を決意させるほどの完成度だったことになる。

本作のウルヴァリンを「明らかに怒っているし、不機嫌」だと説明し、デッドプールとは「お互いに憎み合っている」と述べたヒューは、今回もライアン&ウルヴァリンとの関係性をジョーク混じりに語っている。

「ライアンと毎日セットにいて、劇中でも毎日あちこち一緒に行くのかと思うと、互いにずっと殴り合うことになりそうですよね。まあ、冗談はさておき、きっと今までで一番楽しい撮影になると思います。」

映画『デッドプール3(仮題)』は2024年11月8日に米国公開予定。

Source: People

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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