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『アベンジャーズ/エンドゲーム』監督ら、上映時間は約3時間と認める ─ 「タイトで焦点絞った作品、長いとは思われない」と自信

アベンジャーズ/エンドゲーム
MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の上映時間と製作状況について、アンソニー・ルッソ監督(ジョー・ルッソ監督と共同)が米Fandangoに明かした。

2019年4月2日(米国時間)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のチケット販売が米国で開始されるや、発売後わずか6時間で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)を抜いて発売初日の売上歴代記録を更新。アンソニー監督いわく、インタビュー時点で映画は完成していないものの、上映時間が約3時間となることは「間違いない」という。なお上映時間については「3時間2分」との説が有力視されているが、ディズニー/マーベル・スタジオは情報を公式には発表していない。

(製作は)最後の1週間半くらい、長くてあと2週間というところ。いよいよ最終段階ですね。作曲が終わって、サウンドの最終調整をしています。まだ仕上げている途中のVFXショットもたくさんありますし、色彩の補正もしていますね。あちこちで小さな調整を進めていますが、ほとんどは終わっています。画を大きく編集する作業は完了しました。」

アベンジャーズ/エンドゲーム
MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

また米Total Filmのインタビューで、ジョー監督は本作を「約3時間という長さにふさわしい壮大な物語です」と説明。アンソニー監督は、決して必要以上に長くなっているわけではないと強調している。

「僕たちは推進力の強い物語が好きなんです。タイトな、焦点を絞った作品にして、観客のみなさんにはスリリングなライド体験をしてほしい。誰にも映画を短くしろとは言われませんでした。それは僕たち自身がいつも求めていることですしね。キャラクターの人数、ストーリーの規模、この映画が“結末”であること、それらすべてが物語を難しくしていました。きちんと描ききるには、長い上映時間が必要だったということなんです。」

一方で、脚本家のクリストファー・マルクスは「効率性のために短くすべき映画ではないと思っていた」と語る。21本の映画を追いかけてきたファンが大勢いる以上、「“85分で帰りたい、スピーディでいい感じの結末にしてくれ”とは言われない」との判断だった。「満足できる結末を用意しました。観てもらえれば、長くてつらいとは思いませんよ」

なお『アベンジャーズ/エンドゲーム』はゆるやかにプロモーション・ツアーが始まっており、ソー役のクリス・ヘムズワースは世界各国へ出発することを報告したほか、ジョー・ルッソ監督はインドでのイベントに登場している。いよいよ劇場公開まで約3週間と迫っているが、作品はギリギリまで調整が続けられることになりそうだ。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Sources: Fandango, Total Film

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。