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【ネタバレ】『エターナルズ』ポストクレジット・シーン解説 ─ 謎の◯が◯◯◯◯だったと判明

エターナルズ
(c)Marvel Studios 2021

この記事には、『エターナルズ』のネタバレが含まれています。

声の主はあのヴァンパイアハンター

大きな謎といえば、やはりデインに話しかけた男の正体だろう。なんと米LA Timesは、ダメ元で米ウォルト・ディズニー・カンパニーに直接問い合わせたのだそう。残念ながら回答は得られなかったというが、同誌は男の正体の候補として、ニック・フューリーやドクター・ストレンジ、はたまた『アントマン』シリーズ最新作『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』でお出まし予定の最強ヴィラン征服者カーンの名を挙げている。

しかし、その正体は聞くと意表を突かれるであろう、あのスーパーヒーローだった。なんとクロエ・ジャオ監督自らが、米Fandomにその人物を明かしている。

あの声は、私のお気に入りのスーパーヒーローの一人、ミスター・ブレイドのものです。ブレイド、ブレイド、ブレイド!最高です!

そう、ヴァンパイアハンターのブレイドだ。ブレイドといえば、『ムーンライト』(2016)『グリーンブック』(2018)などのマハーシャラ・アリを主演に据えた単独映画『ブレイド(仮題)』が企画されているところ。そうなると、デインの今後の動向も見えてくる。

ブレイドが「ウィットマンさん」と声をかけたところで、『エターナルズ』は幕を閉じた。ジャオ監督によれば、その直後に始まる展開は次のフィルムメーカーに任せているようで、「待つしかありません。あの映画(『ブレイド』)で何が見られるのかは分からないですが、マハーシャラは宝です。壮大なものになるでしょう」と期待をにじませている。

一方、デインを演じたキット・ハリントンは、ポストクレジット・シーンの撮影に挑んでいた時点で声の主がブレイドとは知らなかったという。つまり、現場にマハーシャラ・アリはおらず、別撮りで参加していたということだ。キットは、ジャオ監督から伝えられた種明かしの瞬間をこう振り返っている。

「すごくイカしていますよね。数週間前に彼女がチャットで教えてくれたんですけど、もう仰天しました。そう(ブレイド)だとは知らなかったので、ほんとうにワクワクしています。」

ともあれ、『エターナルズ』でデインとブレイドの接触が判明したということは、デインが次に姿を見せるのは、順当に考えて映画『ブレイド』が濃厚だ。本記事掲載時点で、『ブレイド』の公開時期は未定。ただし、マーベル・スタジオ側は今後の新作ラインナップを『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』の2023年7月28日まで発表しており、同年11月3日にはタイトル未定の新作MCU映画の公開も決定している。ほかタイトル未定の新作企画には、『ファンタスティック・フォー』や『デッドプール』第3作、『キャプテン・アメリカ』第4作がある。これらの作品と並び、『ブレイド』の封切りは早くとも2023年後半以降となりそうだ。

最後に付け加えておきたいのは、原作コミックで描かれるデインのストーリーを見ていくと、MCUでの再登場にはあらゆる可能性があるということ。何しろ、コミックのデイン/ブラックナイトは、アベンジャーズの一員になって征服者カーンとの戦いに加わる時もあれば、はたまた別のユニバースから邪悪なバージョンのブラックナイト、別称プロクターがやってきて、『エターナルズ』ではセナが苛まれていたマアド・ウィアリーにかかったセルシを殺しにくるという、フェーズ4のMCUではありえなくもないストーリーもあるのだ。

また映画内では、原作コミックとは異なる設定として、デインの叔父が存命であることがセルシとのビデオ通話のなかで示唆された。先述のネイサン・ガレットと同一人物であるかは定かでないが、デインが叔父の元を訪ねるストーリーラインも考えられる。いずれにせよ、クロエ・ジャオ監督が「待つしかない」と言っていたように、そう遠くない将来、デインについても最新の動向が明かされるはずである。

Source: LA Times,Fandom

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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