『ワイルド・スピード』最終回、ついに12月に撮影開始 ─ ただし「スタジオの要請」が条件

ついにエンジン始動だ。『ワイルド・スピード』シリーズ最終作『Fast Forever(原題)』が、2026年12月に撮影開始を予定していることがわかった。長らく製作の遅れが伝えられてきた完結編について、初めて具体的な撮影開始時期が示された形だ。
主演・プロデューサーのヴィン・ディーゼルが、ロサンゼルスで開催された第1作『ワイルド・スピード』(2001)の25周年記念上映で米Varietyの取材に応じて明かした。ただし、12月の撮影開始には条件も付いている。
「撮影は12月に始めます。スタジオからの要請に応えられれば、ですが。でも今はいい状態にあります。フィナーレにふさわしいと思えるものにたどり着くまで、4組の脚本家と4年間の開発を重ねなければなりませんでした。数週間前に脚本を読んだ時には、泣いてしまいました。」
ディーゼルは「スタジオからの要請」の具体的な内容については明かしていない。この言葉が重要なのは、『Fast Forever』が直近まで製作条件をめぐる調整の最中にあったためだ。
ルイ・レテリエ監督は先ごろ、監督契約は現在も有効だとしながら、製作費を「興行収入の現実」に合わせる必要があると説明していた。前作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)のエイムス役アラン・リッチソンも、完結編には「あまりにもお金がかかる」として、製作に向けて「たくさんの障害」が残されていると明かしている。そのため今回の「要請」が予算面に関係している可能性が考えられる。
『Fast Forever』はこれまで何度も製作開始が取り沙汰された。2026年7月にはディーゼルが撮影セットらしき場所から動画を公開したことで本編撮影が始まったようにも受け取られたが、実際にはFIFAワールドカップ向けプロモーション映像の撮影だったことが判明。その後も本編は撮影に入っていなかった。
脚本についても紆余曲折があった。2026年3月には『ハンガー・ゲーム0 少女は燃え尽きない』などのマイケル・レスリーが新たな脚本家として参加し、アーロン・ラビンとザック・ディーンによる稿を改稿していることが判明。今回ディーゼルが「4組の脚本家」「4年間の開発」と明かしたことで、シリーズのフィナーレを固める裏側で想像以上の試行錯誤があったことも明らかになった。
ディーゼルは8月初旬、レスリーによる最新脚本を「ここ数十年で読んだ最高の脚本」と絶賛し、「今でも涙が止まらない」と明かしていた。一方、その直後にはレテリエ監督がディーゼルを泣かせた最新稿をまだ読んでいないことも判明していた。今回の発言からは少なくともディーゼル側では脚本に手応えを得ており、製作開始に向けた具体的なスケジュールが見え始めたことになる。
完結編ではシリーズをロサンゼルスへ戻し、ストリート・レースやカー・カルチャーという原点に立ち返る構想が示されている。故ポール・ウォーカーが演じたブライアン・オコナーも何らかの形で再登場させる方針。
『ワイスピ』シリーズの最終回『Fast Forever(原題)』は2028年3月17日に米国公開予定。日本公開情報は未定。
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Source:Variety

























