『スター・ウォーズ』新作映画から「LOST」デイモン・リンデロフが降板

『スター・ウォーズ』新作映画からまた離脱ニュースだ。この度は、「LOST」(2004-2010)「ウォッチメン」(2009)のデイモン・リンデロフが降板したことがわかった。米Deadlineなどが報じた。
この企画は2022年10月に判明していたもので、リンデロフは製作と共同脚本を手掛けることになっていた。共同で執筆するはずだった「ストレイン 沈黙のエクリプス」(2014-2017)ジャスティン・ブリット=ギブソンも同じく離脱が伝えられた。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)以降の出来事を描くとされる作品。2022年初夏ごろに脚本家ルームが設立されるなど水面下で準備が進められていた。
降板の理由は明らかにされていない。リンデロフは3月15日付の米/Filmでのインタビューでも、「私が介入できないような理由で、この企画の難易度はかなり、かなり、かなり高くなっている」と話しており、製作における何らかの不和が生じていることを示唆していた。
ただし企画自体はひとまず存続する模様。監督に就任していた「ミズ・マーベル」シャーミーン・オベイド=チノイは残留し、4月ロンドン開催のイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」で作品概要が発表される可能性もある。英Empireによると、ルーカスフィルムは後任の脚本家を新たに雇用し、製作を継続しているところだという。
しかしながら『スター・ウォーズ』は、新作の企画がうまく進まぬ知らせが相次いでいる。マーベル・シネマティック・ユニバースのケヴィン・ファイギと『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンスによる新作映画もそれぞれ頓挫しており、ドラマ「アコライト」では降板したプロデューサーとの訴訟騒動も起きている。ディズニーのボブ・アイガーCEOは、今後の『スター・ウォーズ』企画を慎重に進める姿勢を示していたが、まずはフォースの乱れを鎮める必要がある。