『スーパーガール』は「興収の期待に応えられなかったが、長期戦略に自信はある」とDCスタジオ共同CEO ─ 初週末は『モービウス』に及ばぬスタートに

DCユニバース新作映画『スーパーガール』が米国で公開を迎えたが、初週末の興行収入はやや控えめなスタートとなった。新たなDCUの劇場映画第2弾として注目を集めた本作だが、現時点では今後の推移が注視される出足となっている。
米Box Office Mojoによると、『スーパーガール』は米国初週末3日間で3,800万ドルを記録。海外では3,000万ドルをあげ、世界累計興収は6,800万ドルとなっている。週末ランキングでは2週目『トイ・ストーリー5』の7,000万ドルに大きく離されて第2位につけた。
この数字は、近年のスーパーヒーロー映画と比較しても慎重に受け止められるべきものだ。DC作品としては、苦戦を強いられた2023年の『ザ・フラッシュ』が米国初週末5,504万ドルを記録。興行面で厳しい結果となったソニー/マーベル映画『モービウス』も米国初週末3,900万ドルでスタートしていた。
『スーパーガール』は、興収上ではこれらを下回る滑り出しとなった格好。また、賛否両論を招いた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)の初週末記録3,768万ドルとほぼ同等となった。近年のアメコミ映画では、よほどの口コミ拡散がなければ2週目以降の週末記録が前週比7割ほどの大幅低下に見舞われることも通例化しており、今後の推移が危ぶまれる出足となっている。
『スーパーガール』は、ジェームズ・ガン&ピーター・サフラン率いる新DCUの映画第2作。前作『スーパーマン』は米国初週末1億2,500万ドル超を記録し、最終的な世界累計興収は6.1億ドル超。新体制の幕開けとして好調な結果を残していた。その直後に公開された作品であるだけに、『スーパーガール』にはDCUの広がりを示す一本としての期待も寄せられていた。
こうした状況について、DCスタジオ共同CEOのピーター・サフランは、今後の戦略に自信を示している。サフランは米The New York Timesにて、『スーパーガール』が興行面で期待に届かなかったことを認めつつも、本作はDCスタジオにおける「より広く、長期的な戦略」の一部であり、その方針には引き続き自信を持っているとコメントした。
DCUは今後、『クレイフェイス』や「ランタンズ」、さらに『マン・オブ・トゥモロー』など複数の映画・ドラマ企画が控えており、DCスタジオはジャンルやキャラクターの幅を広げながらユニバースを構築していく方針だ。ミリー・オールコック演じるカーラ・ゾー=エル/スーパーガールも、今後のDCUで重要な役割を担うことが示唆されている。
『スーパーガール』の初動は、DCUにとって決して楽観視できるものではない。一方で、新体制のDCUはまだ始まったばかりでもある。単独作としての今後の興行推移、そして次なる作品群へどのようにつながっていくのかが注目される。
映画『スーパーガール』は公開中。THE RIVERの公式YouTubeチャンネルでは、スーパーガール/カーラ・ゾ=エル役のミリー・オールコック、ロボ役のジェイソン・モモア、脚本家のアナ・ノゲイラへ行ったインタビュー動画を公開中だ。
▼ スーパーガールの記事
Source:Box Office Mojo, The New York Times
























