『スーパーマン』孤独の要塞、結晶は全て樹脂製「東海岸の樹脂をすべて買い占めた」 ─ デザインに6ヶ月、建設に16週間

新DCユニバースの映画第1弾『スーパーマン』でジェームズ・ガン監督がこだわったのは、できるかぎりCGではなく実写で撮影することだった。スーパーマンの秘密基地である、氷に閉ざされた「孤独の要塞」も、なんと実物のセットが製作されていたという。
米Varietyにて、プロダクション・デザイナーのベス・ミックルが「孤独の要塞」の制作秘話を語った。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023)に続いてガンとタッグを組んだミックルだが、最も挑戦的なセットのひとつだったと語る。
リチャード・ドナー版『スーパーマン』(1978)では、クラーク・ケントが緑色に輝く結晶を雪の中に投げ込むと、結晶が沈んでいき、地面から氷の要塞が姿をあらわすシーンがあった。ミックルは「オリジナル版にオマージュを捧げつつ、観客を満足させなければいけない」というプレッシャーを感じつつ、新たな要素を取り入れたいと考えたそうだ。
本作における「孤独の要塞」の登場シーンは、早くに公開されたプロモーション映像でも明らかになっていた。
スーパーマンが愛犬クリプトに引きずられると、雪原のなかから「孤独の要塞」があらわれる──このシーンが撮影されたのは、北極圏にあるスヴァールバル諸島。外観を構成する242もの結晶はすべて実物であり、CGは地中から現れる動きをつくりだすためだけに使用されたという。
劇中に登場する結晶はすべて樹脂からできているもの。ミックルが「2023年に東海岸にあった樹脂はすべて買い占めた」というほどの物量が使用されているが、それでも「CGでセットを作るよりは安かった」そうだ。もちろん、要塞内部の床や結晶、コンピュータのダッシュボード(計器盤)などもすべて実物が製作されている。
セットの完成までに要した期間は、デザインに6ヶ月、建設に16週間。映画の冒頭を飾る印象的なショットには、見えざる創造と努力があったのだ。
映画『スーパーマン』は公開中。
▼ 『スーパーマン』の記事


DC『スーパーマン』続編『マン・オブ・トゥモロー』は「ジェームズ・ガンの最高傑作になるかも」と妻で出演者のジェニファー・ホランドが絶賛 『スーパーガール』に続くシリーズ作 

『スーパーガール』おまけシーンについて、新DCユニバースが示す姿勢 意外かも? 

『スーパーガール』脚本家、DCU他作品とは「そこまで多くの接続を気にせず、自由にさせてもらえた」 新スーパーガール像のテーマも語る 

『スーパーガール』海外最速レビュー ─ 「『GOTG』と思ったら『マッドマックス』だった」「スーパーガール像が永遠に変わる」 モモアのロボも大好評 

『スーパーマン』続編、レックス・ルーサーのウォースーツ姿が公開 ─ 敵対か、共闘か? どう戦う?
Source: Variety





























