『スター・ウォーズ』ジョージ・ルーカス、前日譚3部作への批判を予見していた ─ 「でも、8歳の子が喜んでくれたなら良い」

『スター・ウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスは、シリーズの前日譚3部作(プリクエル)が旧3部作世代の大人ファンから反発を受けることを、ある程度予見していたようだ。パルパティーン役イアン・マクダーミドが明かしている。
1999年の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』から始まった前日譚3部作は、若きアナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーへと至るまでを描いた物語。公開当時は大きな注目を集める一方で、旧3部作のファンを中心に激しい賛否を巻き起こしたことでも知られる。
米Popverseによると、2026年6月に開催されたSpacecon 2026のパネルに登壇したマクダーミドは、ルーカスが前日譚3部作に対する反応をどう見ていたのかを振り返った。
「彼は、前日譚が観客にどう受け止められるのか、そこまで確信していたわけではありませんでした」とマクダーミド。「そして早い段階で、彼の世代、つまり私の世代でもありますが、オリジナル版を観た世代は少しうるさくなるかもしれないと見ていたのです。実際にそうなりました。でも、子どもたちは違いました。子どもたちは完全に夢中になったのです」
マクダーミドによれば、ルーカスはこうも語っていたという。「私はこの映画をみんなのために作っている。でも、8歳の子が喜んでくれたなら、自分の仕事は果たせたと思う」。マクダーミドは「それが前日譚で起きたことです」と述べている。
ルーカスは以前から、『スター・ウォーズ』を子どもたちに向けた物語として語ってきた。2024年にも「この映画は、12歳になり、思春期を迎えた子どもたちに向けた映画のはずでした」と述べ、シリーズに込めた根本的な視点を改めて強調している。またマーク・ハミルも、『ジェダイの帰還』をめぐってルーカスから「この映画は子ども向けなんだ、おとぎ話とはそういうものだろう」と諭されたことを明かしていた。
実際、『スター・ウォーズ』前日譚3部作は、公開当時に厳しい声を浴びながらも、その後に評価を変化させてきた。オビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガーは2019年、前日譚が公開当時に「笑われて、ジョークにされた」と振り返りつつ、当時子どもだった世代にとって作品が意義深いものになっていることを「とても嬉しく思います」と語っていた。
ルーカスの方針は、そもそも『エピソード1』の企画段階から反発を招いていた。ルーカスが『ファントム・メナス』で10歳のアナキンを描くと決めた際、当時の20世紀FOX側は「シリーズをブチ壊す気か」と猛反対したという。ルーカス自身も、「誰も観たがらないような映画を作ろうとしている」と揶揄されたと振り返っていた。
それでもルーカスは、10歳のアナキンから物語を始めることを選んだ。公開当時こそ賛否を呼んだ前日譚3部作だが、いまでは当時子どもだった世代を中心に、あらためて愛される作品となっている。
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Source: Popverse


























