『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』全編がXに流出、590万アカウントに晒される ─ 映画のSNS流出が相次ぐ

トム・ホランド主演のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の本編映像が、SNSのXに違法投稿され、大規模に拡散される事態が発生した。
米Deadlineなどによると、流出したのは本編全編を収録した高画質の海賊版。米国公開日の2026年7月31日午前6時5分ごろ(米太平洋時間)、あるアカウントによってXに投稿され、同日午後3時25分ごろに削除されるまで、約9時間にわたって視聴可能な状態となっていた。
削除時点までに、投稿は約590万アカウントに到達し、14万3,000件以上の「いいね」と、1万件を超えるリポストが行われた。約590万回視聴されたことを直接意味する数字ではないものの、公開初日の朝から極めて広い範囲に拡散されたことになる。
削除後も別のアカウントによる再投稿や、物語の重要場面を切り取った映像が現れたが、その多くは著作権侵害の申し立てによって削除された。
Xでは近ごろ、大作映画の本編が丸ごと流出する事例が相次いでいる。クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』では、2026年7月25日に高画質の海賊版が投稿され、削除されるまでの約2時間半で210万回以上表示された。配給のユニバーサル・ピクチャーズは直ちに削除手続きを開始し、知的財産を守るため「あらゆる適切な措置」を講じる方針を示している。
さらに、その数週間前にはディズニー&ピクサーの『トイ・ストーリー5』でも、劇場公開から間もない時期に高画質の本編全編がXへ投稿され、数百万人に届いたと伝えられていた。いずれも劇場内でスクリーンを撮影した一般的な海賊版とは異なる画質だったとされ、映像データがどの段階から流出したのかも焦点となっている。
Xのプレミアム会員は最長4時間、最大16GBの動画を投稿できる。長編映画を一本の投稿に収められる仕様が、結果として海賊版の拡散にも利用されている格好だ。
短期間に『トイ・ストーリー5』『オデュッセイア』『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』と大作の被害が続いたことで、映画会社による完成素材の管理や流出経路の特定だけでなく、プラットフォーム側による著作権侵害映像の自動検知、削除対応の迅速化も改めて問われることになりそうだ。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は公開中。
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Source:Deadline,Times of India

























