ノーラン『オデュッセイア』は「元祖スーパーヒーロー」 ─ 「マーベルやDCにはホメロスの叙事詩による直接的な影響がある」
クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』は、詩人ホメロスによる古代ギリシャ叙事詩を原作とした、“元祖スーパーヒーロー”を描く映画になる。テレビ番組「The Late Show with Stephen Colbert」に出演したノーラン自身が語った。
本作はトロイア戦争のあと、イタカの王オデュッセウスが、故郷を目指して10年におよぶ過酷な旅に出る物語。荒れ狂う海、怪物、そして神々──。ノーランは「究極的には、“家に帰る”物語」と形容した。
オデュッセウス役のマット・デイモンのほか、息子テレマコス役に『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランド、妻ペネロペ役に『ダークナイト ライジング』(2012)キャットウーマン役のアン・ハサウェイ、ペネロペに求婚するアンティノオス役に『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)のロバート・パティンソンと、本作にはスーパーヒーロー映画のキャストが集結している。
そこで、「スーパーヒーローたちとギリシャの英雄に関連はあるのでしょうか?」と問われたノーランは、「とても直接的な関係があります。彼らは“元祖スーパーヒーロー”なのです」と答えた。
「マーベルやDC、どんなコミックの文化にも、ほとんどにホメロスの叙事詩による直接的な影響があります。ホメロスが実在した一人の人間なのか、あるいは複数人だったのか、どんな人物だったのかは誰にもわかりません。ホメロスは、当時のマーベルのような存在だったのです。神々が存在しうることを感じたい、信じたいという願望を直接的に表現していた。現代のコミックも、まさにそうした表現のひとつだと思います。」
ノーランは、ホメロスの『オデュッセイア』を「読んだこともない、何も知らない人のために」この映画を撮ったとも語っている。しかし、自ら脚色を進めるなかで、スーパーヒーロー映画のみならず、自らの過去作品にも通じるところがあると気づいたのだそうだ。
「『インターステラー』(2014)や『ダークナイト』(2008)といったあらゆる作品の要素は、すべて『オデュッセイア』から来ています」とノーランは言う。「だからこそ、(本作では)その原点に立ち返り、本来の形を見つめることができるのです」。
映画『オデュッセイア』は2026年公開。配給はビターズ・エンド、ユニバーサル映画(US公開日は7月17日)。
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Source: The Late Show with Stephen Colbert





























