50セント&チャド・スタエルスキ、新作ドラマでタッグ ─ 退役軍人3人の友情と危険な生き様を描く

大人気“ガンフー”アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキと、ラッパー・俳優・プロデューサーとして活躍する50セントことカーティス・ジャクソンが、米Paramount+製作の新作ドラマ「Vice City(仮題)」でタッグを組むことが分かった。米Deadlineが報じている。
物語の中心となるのは、イラン・コントラ事件(1980年代に米国レーガン政権が引き起こした政治スキャンダル)への関与で不名誉な除隊処分を受けた後、80年代半ばに故郷のマイアミへ戻った友人3人。失脚して居場所を失い、仕えた母国からは忘れ去られ、仕事の見込みもない3人は謎のコロンビア人移民と手を組み、経済的なニーズと犯罪に対する野心を満たすために強盗団を結成。お金の必要性に駆られた彼らはアメリカン・ドリームを追い求め、暴力的で危険な道を突き進んでいく。
本プロジェクトは、2023年夏公開の『トランスフォーマー/ビースト覚醒』で脚本を務めたダーネル・メタヤー&ジョシュ・ピータースのオリジナル・アイデアを基に、2人が脚本・製作総指揮を担当。チャド・スタエルスキはプロデューサー・監督で参加する。
50セントは、自身のプロダクション会社G-Unit Film & TelevisionとLionsgate Television、Paramount Television Studiosと提携して製作を担い、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2012)のアレックス・ヤング、『デイ・シフト』(2022)のジェイソン・スピッツも名を連ねる。
ここ近年、50セントはプロデューサー業に力を入れており、人気ドラマ「POWER/パワー」(2014‐2020)を皮切りに、そこから派生したドラマ「Power Book II: Ghost(原題)」(2020‐)、「Power Book III: Raising Kanan」(2021‐)、「Power Book IV: Force」(2022‐)を製作。「POWER」バースとも呼べる一大ユニバースを生み出したほか、米Starz「Black Mafia Family(原題)」(2021‐)および同シリーズのスピンオフ3作に加え、英ボクシングドラマ「Fightland(原題)」の製作も発表されたばかりだ。
スタエルスキは、『ジョン・ウィック』シリーズの最新作『ジョン・ウィック: チャプター4(原題)』が米国公開中。
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Source:Deadline