新・『ウエストワールド』映画化決定 ─ 『ジュラシック・パーク』脚本家が手がける、新時代テーマパークの悪夢

伝説的なSF映画『ウエストワールド』が、米ワーナー・ブラザースで新たに映画化されることがわかった。米Deadlineが報じている。
脚本を手がけるのは、『ジュラシック・パーク』(1993)のデヴィッド・コープ。『ウエストワールド』は、作家・映画監督マイケル・クライトンが1973年に脚本・監督を務めたSF映画で、後にHBOの人気ドラマ「ウエストワールド」としても知られるようになった。今回の新作は、クライトンによるオリジナル映画の再映像化となる。
オリジナル版『ウエストワールド』の舞台は、来園者が人間そっくりのロボットたちと西部劇の世界を体験できる近未来型の大人向けテーマパーク。ところが、園内のシステムに異変が生じたことで、ロボットたちが来園者を襲い始める。ユル・ブリンナー、リチャード・ベンジャミン、ジェームズ・ブローリンらが出演した。
興味深いのは、今回脚本を担うコープが、同じくクライトン原作の『ジュラシック・パーク』を映画化した人物であることだ。同作もまた、最先端テクノロジーによって作られたテーマパークが制御不能に陥る物語。『ウエストワールド』と『ジュラシック・パーク』は、クライトン作品に通底する“人間が管理できると思い込んだシステムの暴走”というテーマを共有しており、その点でもコープの参加は親和性が高い。
コープは『ジュラシック・パーク』のほか、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)でも脚本を担当。近年では『ブラックバッグ』などを手がけており、スティーヴン・スピルバーグ監督の新作SF映画『ディスクロージャー・デイ』も控えている。
『ウエストワールド』は1973年の映画版以降、1976年に続編『Futureworld(原題)』、1980年にテレビシリーズ「Beyond Westworld(原題)」が製作された。さらに2016年には、ジョナサン・ノーラン&リサ・ジョイによるHBOドラマ「ウエストワールド」として復活。エヴァン・レイチェル・ウッド、タンディ・ニュートン、エド・ハリス、ジェフリー・ライト、アンソニー・ホプキンスらが出演し、全4シーズンが放送された。
現時点で、新作映画版の監督、キャスト、公開時期などは明らかになっていない。Deadlineは、ある著名映画監督が本企画に関心を示しているとも伝えているが、具体名は報じられておらず、監督として正式決定しているわけではない。米TheWrapも、現時点で候補は決まっていないと補足している。
マイケル・クライトンが半世紀以上前に描いた“暴走するテーマパーク”の悪夢が、AI時代の観客に向けてどのように再構築されるのか注目される。





























