『ブレードランナー』没入型体験、2027年に北米オープン ─ 『Dead by Daylight』スタジオが制作手がける
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の世界を体験できる没入型エンターテインメント『Blade Runner: The Immersive Experience』が、2027年より北米の複数都市で展開されることがわかった。Behaviour InteractiveとPHI Studioが発表した。
本企画は、『ブレードランナー』のIP権利を保有するAlcon Entertainmentとの協力により製作されるもの。発表によると、来場者をディストピア的な世界へと誘うマルチセンサリー体験となり、視覚的なインパクトと物語性を兼ね備えながら、カルト的名作として知られる『ブレードランナー』の美学と哲学的エッセンスに忠実な内容を目指すという。
制作を手がけるBehaviour Interactiveは、非対称型ホラーゲーム『Dead by Daylight』で知られるカナダ最大級のゲームスタジオ。今回の企画では、ビデオゲームで培ってきたクリエイティブと技術力を没入型エンターテインメントへと広げていく。一方のPHI Studioは、XRや没入型体験を中心に、先端技術とストーリーテリングを組み合わせたプロジェクトを展開してきたスタジオだ。
単なる展示やアトラクションではなく、『ブレードランナー』という作品世界の奥行きをいかに体験できるかに重点が置かれているようだ。Behaviour Interactiveは、『ブレードランナー』を「集合的な想像力を形づくってきた作品」と位置づけ、本企画を“没入”の限界を押し広げる試みであり、同社にとってはビデオゲームを超える新章になると説明している。
PHI Studioは、『ブレードランナー』の世界について、視覚的・物語的な豊かさ、重層的な意味、独自の空気感が、没入型ストーリーテリングにきわめて適した土台になるとコメント。ファンに響く体験でありながら、新たな観客にもアクセスしやすく、深く入り込める内容を目指すとしている。
またAlcon Entertainmentの共同CEOであるブロデリック・ジョンソンとアンドリュー・コソーヴは、『ブレードランナー』ユニバースの管理者として、あらゆる拡張に強い責任感をもって臨んでいると説明。Behaviour InteractiveとPHI Studioがファンに響く要素を理解しているとして、作品世界に触れる新たな方法を開くものになるとの期待を示した。
今後の展開として、本企画は2027年より北米の複数都市で初披露される予定。開催都市や具体的な内容、チケット情報などの詳細は、今後数か月以内に発表されるという。
現時点で、日本展開についての発表はない。今回の発表で示されているのは、あくまで2027年からの北米複数都市での展開であり、日本を含むその他地域への巡回・常設化の可能性については明かされていない。ただし、企画の性質上、今後の反響次第で国際展開が検討される可能性はありそうだ。現段階では続報を待ちたい。
『ブレードランナー』は、リドリー・スコット監督が手がけた1982年公開の伝説的SF映画。フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作に、人間と見分けのつかない人造人間「レプリカント」と、それを追う捜査官=ブレードランナーの物語を描いた。雨に濡れた未来都市、ネオン、退廃的な空気、そして「人間とは何か」を問うテーマ性は、後続のSF映画、アニメ、ゲーム、ファッション、音楽にまで大きな影響を与えている。
2017年にはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による続編『ブレードランナー 2049』が公開。ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが出演し、同作は第90回アカデミー賞で撮影賞と視覚効果賞を受賞した。
さらに『ブレードランナー』ユニバースでは、実写ドラマシリーズ「Blade Runner 2099(原題)」も進行中だ。Alcon Television GroupによるPrime Video向けオリジナルシリーズで、発表によると現在ポストプロダクション中。『ブレードランナー 2049』から50年後を舞台にするシリーズとして企画され、ミシェル・ヨーとハンター・シェイファーが出演することが報じられている。これまで2026年にPrime Videoで配信予定とされていたが、今回の発表では2027年予定と告知されている。
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Source:Behaviour



























