『ドニー・ダーコ』当初の主演はジェイク・ギレンホールではなかった ─ 監督が明かしていた配役秘話

2001年の米公開から25年。今なおカルト的人気を誇る映画『ドニー・ダーコ』が、この夏、日本のスクリーンに帰ってくる。2026年8月22日(土)・23日(日)の2日間限定で、REVIVAL by THE RIVERとしてヒューマントラスト渋谷にて限定上映となるのだ。
本作は主演のジェイク・ギレンホールにとってもキャリア初期を代表する一本だが、主人公ドニー役には、もともと別の俳優が予定されていた。再上映を前に、リチャード・ケリー監督が過去に明かしたキャスティング秘話を振り返ろう。
『ドニー・ダーコ』の舞台は1988年、バージニア州ミドルセックス。高校生ドニー・ダーコは、ある夜、奇妙な声に導かれて家を抜け出す。翌朝、ゴルフ場で目を覚まして帰宅すると、彼の部屋には飛行機のエンジンが落下していた。
もしも外に出ていなければ、ドニーは確実に命を落としていた。それ以来、彼の前には銀色のウサギの姿をした謎の存在が現れるようになる。
本作は、ケリーにとって長編監督デビュー作となった。2016年、英Guardianの振り返り企画に登場したケリーは、ドリュー・バリモアの出演が作品の実現を大きく後押ししたと語っている。
「ドリュー・バリモアが参加を決めてくれたことで、必要だった450万ドルの資金を確保できました。また、ドリューが参加してくれたおかげで、初監督との仕事に二の足を踏んでいたかもしれない他の俳優たちも起用することができたんです。」
さらにケリーは、ドニー役のキャスティングについて次のように振り返った。
「当初、ドニー役にはジェイソン・シュワルツマンを起用する予定でしたが、ほかの仕事の都合がありました。ジェイク・ギレンホールは『遠い空の向こうに』で主演を務め、映画全体を牽引していました。まだ誰もが知る存在ではありませんでしたが、彼には紛れもない才能がありました。」

シュワルツマンは、名匠フランシス・フォード・コッポラを伯父に持ち、ニコラス・ケイジやソフィア・コッポラのいとこにあたる俳優。ウェス・アンダーソン監督の『天才マックスの世界』(1998)で映画デビューを果たし、現在まで同監督作品の常連として知られている。
文学青年めいたナードな佇まいを持つシュワルツマンが、ドニー役の候補だったというのもうなずける。一方、実際に役を射止めたギレンホールは、少年らしい繊細さの内側に危うさと狂気をにじませ、ドニーをキャリア屈指の当たり役へと仕上げた。のちにハリウッドを代表する俳優となる才能を、ケリーはまだ無名に近かった時代から見抜いていたのだ。


『ドニー・ダーコ』の再上映は、2000年代に憧れた洋画作品をスクリーンによみがえらせるTHE RIVERの企画「REVIVAL by THE RIVER」第2弾として実現する。上映は2026年8月22日(土)・23日(日)の2日間、ヒューマントラストシネマ渋谷にて。米公開25周年の節目に、ドニー・ダーコの奇妙な物語が再び幕を開ける。
【チケット オンライン販売】
8月14日(金)19:00~会員先行販売開始 ※上映時間20分前まで販売
8月14日(金)22:00~一般販売開始 ※上映時間20分前まで販売
Source:Guardian






















