『ドニー・ダーコ』共演のギレンホール姉弟、その後 ─ ジェイクはスター俳優に、マギーは監督へ

2001年の米公開から25年。今なおカルト的人気を誇る映画『ドニー・ダーコ』が、この夏、日本のスクリーンに帰ってくる。2026年8月22日(土)・23日(日)の2日間限定で、REVIVAL by THE RIVERとしてヒューマントラストシネマ渋谷にて限定上映となるのだ。

主演のジェイク・ギレンホールのキャリア初期を代表する一本として名高い本作にて、主人公ドニー・ダーコの姉エリザベスを演じているのが、ジェイクの実の姉であるマギー・ギレンホールだ。ハリウッドきっての仲良し姉弟である2人の、輝かしいキャリアをご紹介しよう。
ジェイク・ギレンホール

主人公ドニーを演じ、耳目を集めたジェイクが実力派俳優としての地位を確固たるものにしたのは、何といっても『ブロークバック・マウンテン』(2005)だろう。故ヒース・レジャー演じるイニスとジェイク演じるジャックはワイオミングの山中での羊の放牧の仕事を通じて出会い、友情を超えた絆を育み、時代に翻弄されながら永遠の関係を紡ぐこととなる。ともにアカデミー賞ノミネートを果たした2人の無骨で繊細な演技は、今日の若手俳優にも多大な影響を与えている。
同年にはサム・メンデス監督作『ジャーヘッド』にて、のちに義理の兄(マギーの夫)となるピーター・サースガードと共演。デヴィッド・フィンチャー監督作『ゾディアック』、ジム・シェリダン監督作『マイ・ブラザー』、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『プリズナーズ』など、名匠や豪華共演俳優とのタッグでもジェイクは常に華と存在感をもたらしている。
スクープに取りつかれるパパラッチを演じた『ナイトクローラー』や挫折からの復活を目指すボクサー役を演じた『サウスポー』など、激しさや狂気をまとっていることも、ジェイクの演じるキャラクターに多く見られる特徴だ。そのダークな魅力が最も発揮されているのが、トム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズのヴィラン、クエンティン・ベック / ミステリオ役だろう。スパイダーマンとミステリオの敵対関係はシリーズの見どころだが、撮影現場やプライベートでのホランドとの仲睦まじさは、ファンもよく知るところだ。
その安定感ある演技により、同じ監督から複数回オファーがかかることも多いジェイク。『コヴェナント/約束の救出』を監督したガイ・リッチーとは2026年8月21日公開となる『グレイ・ミッション』でも再度のチームアップを果たしている。今後、どの監督や俳優と、どんな作品で組むかも目が離せない。
マギー・ギレンホール

『ドニー・ダーコ』にて主人公の姉エリザベスを演じたマギーもまた、個性豊かな経歴の持ち主だ。クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』ではクリスチャン・ベール演じるブルース・ウェイン / バットマンの幼馴染であるレイチェル役を演じた。前作『バットマン ビギンズ』にてケイティ・ホームズが演じたレイチェルを引き継いだマギーは、ジョーカーにも立ち向かう芯の強いキャラクターを印象付けている。
スコット・クーパー監督作『クレイジー・ハート』ではシングルマザーのジャーナリスト役、ローランド・エメリッヒ監督作『ホワイトハウス・ダウン』ではテロ事件の対応に追われる特別警護官役など、ハプニングに振り回されながらも、自らの意志や主張を保つしなやかさがあるのもマギーらしいキャラクターの一面かもしれない。
決して、多作な部類の俳優ではないが、TVシリーズ「DEUCE/ポルノストリート in NY」ではキャストだけではなく、プロデューサーも務めている。また、2021年には『ロスト・ドーター』で監督デビュー。脚本も担当し、ヴェネツィア国際映画祭では脚本賞を見事受賞。製作者としての評価を盤石なものにしている
長編監督作2作目となる『ザ・ブライド!』では、ジェシー・バックリー、クリスチャン・ベール、夫であるピーター・サースガードら豪華キャストを迎え、満を持して弟ジェイクも出演している。
ジェイクはマギーの監督作にぜひ出演したいと長らく切望しており、公開時に出演したThe Late Showでホストのスティーブン・コルベアから起用のプロセスを質問されると「大変でしたよ、45年かかったからね」と冗談めかしてコメント。「脚本家としてもフィルムメイカーとしても彼女のすばらしさを目の当たりにすることができますよ」と、マギーを姉としてだけではなく、映画人として絶賛するほど、お互いの才能にほれ込んでいるようだ。
そんな姉弟の初々しい共演が堪能できる『ドニー・ダーコ』の再上映は、2000年代に憧れた洋画作品をスクリーンによみがえらせるTHE RIVERの企画「REVIVAL by THE RIVER」第2弾として実現する。上映は2026年8月22日(土)・23日(日)の2日間、ヒューマントラストシネマ渋谷にて。米公開25周年の節目に、ドニー・ダーコの奇妙な物語が再び幕を開ける。
世界の終わりまで、あと28日6時間42分12秒。

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Source:Instagram,The Late Show

























