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「スパイダー・ノワール」打ち切り終了、シーズン2製作なし ─ ニコラス・ケイジ主演のスパイダーマン初実写ドラマ

スパイダー・ノワール
© Amazon MGM Studios

ニコラス・ケイジ主演の実写ドラマ「スパイダー・ノワール」がシーズン1をもって打ち切りとなり、シーズン2は製作されないことがわかった。米Varietyが報じている。配信中の全8話で終了となる。

タイミングとしては意外な幕切れだ。「スパイダー・ノワール」は2026年のエミー賞で、撮影賞やプロダクションデザイン賞、視覚効果賞、スタント関連など計11部門にノミネート。Amazonの発表によれば、Amazon MGM Studios/Prime Video作品では最多のノミネート数となっている。

「スパイダー・ノワール」は、マーベル・コミックの「スパイダーマン・ノワール」をもとに、1930年代のニューヨークを舞台として描くフィルム・ノワール調のヒーロードラマ。かつて街で唯一のスーパーヒーロー“スパイダー”として活動していた私立探偵ベン・ライリーが、自らの過去と向き合っていく。ケイジにとって初のテレビシリーズ主演作であり、「スパイダーマン」シリーズ初の実写ドラマとして2026年5月27日にPrime Videoで全8話が一挙配信された。本格的なモノクロ版とカラー版の2種類が用意されたことも特徴だった。

配信直後の時点で、シーズン2の行方は決まっていなかった。6月時点で続編の可能性を尋ねられたケイジは、当時「わかりませんね」と回答。一方で、続編が実現するかどうかにかかわらず、本作は単独の作品として成立しているとの認識も示していた。

ケイジ自身の作品に対する満足度は高く、完成した全8話を観た後には、個人的な満足度という意味で「間違いなくキャリアのトップ3に入る」とまで語っていた。アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)で声を演じたキャラクターを実写で再構築し、自らモノクロ版のアイデアも提案するなど、本人にとって思い入れの強い企画だった。

視聴データを見ると、スタート時には一定の勢いがあった。米Nielsenによると、5月25日〜31日の米ストリーミング視聴時間は8億5,100万分で、オリジナル作品部門2位を記録。翌週は7億3,900万分で4位、6月8日〜14日には4億1,000万分で8位となった。

Deadlineは、高額な製作費に対して視聴規模が突出した水準には至らなかったことが、更新判断に影響した可能性を指摘している。ただし、Prime Videoから打ち切り理由が正式に明らかにされたわけではなく、視聴データや製作費だけで理由を断定することはできない。

一方、「スパイダー・ノワール」の終了は、Amazon MGM StudiosとSony Pictures Televisionによるマーベル作品の共同展開そのものが終了することを意味しないようだ。Deadlineによれば、両社はソニーが権利を持つマーベル・キャラクターを題材とする複数の企画を引き続き開発しており、そのうち1本はシリーズ発注に近づいているという。内容は現時点で伏せられている。

「スパイダー・ノワール」はPrime Videoにて全8話配信中。

Source:Variety, Deadline, Amazon, Nielsen

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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