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ディズニーCEO、『アベンジャーズ』回帰宣言 ─ 「今後5年、新しいアベンジャーズで」

アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)
 (c) 2022 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が興収・批評で苦戦を強いられている中、ディズニーCEOのボブ・アイガーが、続編シリーズの在り方や今後の展望について語った。米Deadlineが伝えた。

米モルガン・スタンレー開催のカンファレンスにて、アイガー氏はMCUの続編シリーズの在り方について言及。「(マーベルには)7,000ものキャラクターがおり、語るべき物語はたくさんあります。私たちが考えるべきは、現在進行しているマーベルの物語の量ではなく、“特定のキャラクターを何度描き直すのか”ということ」と述べた。

もっともアイガー氏は、現在の戦略が正しいことを強調している。現在のMCUでは数え切れないほどのシリーズが同時多発的に進行中だが、「続編は通常、私たちにとってはうまく機能しています。(大切なのは)たとえば3作目・4作目を作る必要があるのか、それとも別のキャラクターに目を向けるべきタイミングなのかを考えることです」と語った。「マーベルのブランドという観点では、本質的に何も問題はありません」。

しかしその一方で、アイガー氏は新しいキャラクターとシリーズの開発を重要視していることも認めた。「スタジオが掘り出そうとしているキャラクターやストーリーに気を配るべき」と述べた上で、「今後5年間のマーベルには、“新しさ”が満載です。まったく新しいアベンジャーズで『アベンジャーズ』シリーズに戻ってまいります」と語ったのである。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の興収・批評はフェーズ5の開幕作としては不安視されているところもあるが、アイガー氏は現時点で本作を問題視せず、ひとまずは淡々と先を見据えているようだ。

なお、アイガーが発言で触れた「今後5年間」には、3人の女性スーパーヒーローが共闘する『ザ・マーベルズ(原題)』、新キャプテン・アメリカを迎える『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』、MCUで初となるヴィラン集結映画『サンダーボルツ(原題)』、MCU初参戦となる『デッドプール3(仮題)』『ファンタスティック・フォー(原題)』などのフレッシュな作品群が待機中。『アベンジャーズ』シリーズとしては『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』と『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』が控えており、メンバーの世代交代や新キャラクターの参加が期待されている。

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Source: Deadline

Writer

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。