『スパイダーマン』ゼンデイヤ演じるMJ、ヒーローになる案あった ─ 「スーパーヒーローはトムに任せた」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)に始まったMCU版『スパイダーマン』の3部作だ。ゼンデイヤ演じるヒロインのMJことミシェル・ジョーンズ=ワトソンも変化を遂げてきた。
「自分の役(MJ)をスーパーヒーローにしてもらおうと頼んだことはなかったんですか?」。ゼンデイヤにこう尋ねたのは、露OKのインタビュアーだ。質問が終わらないうちから、ゼンデイヤは笑顔で「ノー、ノー、ノー」と応じている。しかし隣に座っていたスパイダーマン/ピーター・パーカー役のトム・ホランドは、「彼らの方がそうしようとしてた時期があったじゃない、覚えてない?」と一言。むしろ、マーベル/ソニー・ピクチャーズの側がMJをヒーローとして成長させようと検討したことがあったようだ。
これについて、ゼンデイヤは「覚えてる。だけど、スーパーヒーローはこの人(トム)に任せました」と語り、MCU版3部作で独自のMJを演じられたことに喜びを感じていることを強調した。
「MJという役柄、MJの役割にはとても満足しています。ジョン(・ワッツ監督)の素晴らしい仕事は、ネッドとMJ、ピーターの間に美しい友情と愛情を描いたこと。これは美しいラブストーリーです。スパイダーマンは世界を守るけれど、彼には手助けが必要。彼ひとりで世界を救うことはできません。彼はなんとか自力でやり遂げようとするひとりの若者で、そこにネッドとMJが現れて手助けをしようとするんです。3人ともすごく賢くて、お互いに協力しながら支え合っている。そんなチームに加われて、私はとてもうれしいんですよ。」
コミックやアニメのMJはスパイダーウーマンとしても活躍しているため、仮に実写映画版でMJがヒーローになったとしても不思議なことではなかった。しかし、少なくともMCU版『スパイダーマン』3部作のMJはその道を進まなかったということである。もちろん今後のことは未知数だが、少なくとも現時点では。
ちなみにテレビ番組「Jimmy Kimmel Live!」でも、ゼンデイヤは8歳の少年から「自分がスパイダーウーマンじゃないことには怒りましたか?」との質問を受け、「怒ってないですよ。スーパーヒーローも楽じゃないのがわかったし、だからいいかなって」と回答している。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)公開。
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Sources: OK, Jimmy Kimmel Live!