『オデュッセイア』に『ダークナイト』ジョーカー役ヒース・レジャー以来の名演光る ─ 「あんなことが前に起きたのはヒース・レジャーの時だった」

クリストファー・ノーランの最新作『オデュッセイア』には、ハリウッドを代表する豪華スター俳優が顔を揃えた。その撮影現場では、『ダークナイト』(2008)ジョーカー役ヒース・レジャー以来の出来事が起きていたようだ。
米Los Angeles Timesにて、「登場するのは神話の人物であり、ある意味ではアイコンです。だから壮大なキャスティングにしたかった。最高の俳優を集めたかったんです」とノーランは語っている。
ノーランが特にこだわったのは、主人公オデュッセウス役に『インターステラー』(2014)『オッペンハイマー』(2023)でタッグを組んだマット・デイモンを起用すること。もうひとりの重要な存在が、『ザ・ホエール』(2023)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)のサマンサ・モートンだった。
モートンが演じたのは、オデュッセウスの部下たちを豚に変えてしまう魔女キルケー役。ノーランは、「彼女こそ、この巨大な映画に現れ、そこにある力学を変えてしまう存在。奇妙な言い方をすれば、映画が成功するかどうかはこのキャラクターにかかっていました」という。オデュッセウスが“てこ”の力点なら、「彼女は支点だった」と。
この投稿をInstagramで見る
『アンダー・ザ・スキン』(1997)で鮮烈なデビューを飾り、『ギター弾きの恋』(1999)や『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』(2003)ではアカデミー賞候補となったモートンの仕事を、ノーランは「常に尊敬していました」と話す。「彼女は自分の役柄について深く考え抜き、その演技には限界がありません」。
キルケー役を演じてもらうため、ノーランはモートンのスケジュールにあわせて撮影日程を調整した。そこまでの労力を必要としたことにも、一切の後悔はないようだ。
「彼女があるテイクを撮り終えたあと、スタッフが大きな拍手を贈りました。あとから、エマ(・トーマス、プロデューサー)と話していたとき、彼女は、同じことが前に起きたのは『ダークナイト』のヒース・レジャーだったと思い出したんです。」
すでに公開されている批評家のレビューにも、「サマンサ・モートンは並外れて素晴らしい」といった声がみられるように、その演技には驚きの声があがっている。ヒース・レジャー以来の衝撃──果たしてどんな演技なのだろう?
映画『オデュッセイア』は2026年9月11日(金)全国公開。
▼ 『オデュッセイア』の記事


『オデュッセイア』で物議の現代アメリカ英語、ノーランが説明「観客が触れやすい、原作を知らない人のための映画に」 現代の観客に向けて翻案すること 

『オデュッセイア』過酷撮影、「1〜10」の10段階で言うと? ─ マット・デイモン「11でした」 完全に振り切れてます 

ロバート・パティンソン、『オデュッセイア』での役が「トワイライトのジェイコブにちょっと似てるんですよ」 Q.「誰にも応援されない役は楽しい?」 

『スパイダーマン』新作、本国はIMAX上映ナシだが日本はIMAX上映アリな理由 IMAXの奪い合い 

『オデュッセイア』はクリストファー・ノーラン最高傑作にして集大成 ─ 「過去作すべてがこの映画の準備だったよう」とベニー・サフディ 期待がふくらむ一方
Source: Los Angeles Times




























