「スパイダー・ノワール」打ち切りもエミー賞5冠、脚本家が喜び語る ─ 「きちんと完結した、後悔はまるでない」

ニコラス・ケイジ主演の実写ドラマ「スパイダー・ノワール」が、第78回(2026年)のクリエイティブ・アーツ・エミー賞で5冠に輝いたことについて、脚本・製作総指揮のオーレン・ウジエルが初めてコメントした。
本作の受賞が発表されたのは、打ち切り発表からわずか2日後。コメディ番組部門のスタント・コーディネーション賞、音響編集賞、タイトルデザイン賞、 視覚効果賞、撮影賞の5部門を受賞しており、シーズン1をもって打ち切られた作品としては史上最多受賞といわれている。
ウジエルにとって本作は初のテレビシリーズであり、エミー賞への参加も今回が初めて。Amazon MGM Studios/Prime Video作品としては今年最多の11部門にノミネートされていたため、クリエイティブ・アーツ・エミー賞の授賞式には制作スタッフの11グループが集まったという。
ウジールは「番組を作った全員がそこにいるようでした。ノミネートされていない人たちも来てくれて、大家族がお祝いをしているような感じだった」と振り返る。打ち切り発表が授賞式直前のタイミングとなったことには、「残念なことや悲しいことを、心配したり考えたりしなければならない状況にはしたくなかった」というが、「実際には、私たちが成し遂げたことを盛大に祝う場になった」と語った。
現時点で打ち切りの方針は撤回されていないが、主演のニコラス・ケイジが「シーズン1で完璧」との声明を発表したとおり、ウジエルも「物語はきちんと完結している」との姿勢を強調した。実のところ、“打ち切り”という表現はあまり気に入っていないようだ。
「昔のノワールに敬意を表したことには理由があります。物語は、依頼人が私立探偵の事務所にやってくるところから始まり、事件の解決で終わる。ひとつの物語が、きちんと締めくくられているんです。少し長い映画のような感覚がありました。」
シーズン1を「プロ人生で最高の経験。自分たちが望んだ通りのものを作ることができた」というウジエル。シーズン2がないことで最も残念なのは、ケイジをはじめとするキャスト&スタッフと再び仕事ができないことだと語った。「ほろ苦さはありますが、後悔はまったくありません」という。
もしシーズン2が実現していたとしたら、ウジエルは「おそらく別の場所を舞台にしたでしょう」といい、ロサンゼルスやヨーロッパを候補に挙げた。「物語は1933年から始まりましたから、その先には非常に破滅的な時代、第二次世界大戦が待っています。語りうる物語はたくさんあったと思います」。
なお、「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとAmazon Studiosが手がける、ソニーが権利を持つマーベル・キャラクターを題材とした企画の第1弾。現在も複数の企画が開発されているが、ウジエルは今のところ関与していないという。
「スパイダー・ノワール」はPrime Videoにて全8話配信中。
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Source: Variety






























