スティーブン・スピルバーグ、『007』監督を断られていた ─ だが、いまオファーを受けても断る

巨匠監督スティーブン・スピルバーグが、『007』シリーズの監督を断られていた事実を明かした。
ポッドキャスト「The Rest Is Entertainment」に登場したスピルバーグは、『007』シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』(1962)以来、「ずっとジェームズ・ボンド映画を撮りたいと思っていた」と告白。しかし、プロデューサーの“キュビー”ことアルバート・R・ブロッコリに拒まれたという。
「『ジョーズ』(1975)がヒットしたあと、キュビーに連絡して志願しました。“もしも監督が必要なら、ぜひ撮らせてほしい”と。だけど、彼の返事は“ノー”でした。」
当時の『007』といえば、今でもファン人気の根強い、ロジャー・ムーア主演のシリーズ第9作『007/黄金銃を持つ男』(1974)の直後。第10作『007/私を愛したスパイ』(1977)では監督が交代したものの、スピルバーグが起用されることはなかったのだ。
もっとも、第11作『007/ムーンレイカー』(1979)では別件でキュビーから連絡があったという。内容は、スピルバーグの『未知との遭遇』(1977)に登場した、人間と宇宙人が交信する際の“五音”を使いたいという申し出だった。
「私は、“取引をしましょう”と話しました。“もしもボンド映画を撮らせてもらえるなら、五音の使用許可を出します”と。それでも、返事は“ノー”でした。だけど、私は許可を出した。つまり、私は何度も断られているんです。ボンド・ファミリーに加えてもらえなかった理由を教えてもらったことはありません。」
冗談まじりに、「今になってボンド映画のオファーが来たら、“君たちに僕は雇えないよ”と答えます」と笑うスピルバーグ。若き日の望みを、けんもほろろに断られたことは忘れられないのかもしれない。
ちなみにスピルバーグは『未知との遭遇』のあと、『スター・ウォーズ』シリーズのジョージ・ルーカス監督に『007』の監督を断られたことを話したところ、ルーカスから「ボンドよりもいい企画がある。『インディアナ・スミス』というんだ」という答えが返ってきたというエピソードも明かしている。もちろん、これはのちの『インディ・ジョーンズ』シリーズのこと。「こうして仕事をもらったんです」とはスピルバーグの談だ。
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Source: The Rest Is Entertainment


























