トム・ホランド主演のフレッド・アステア伝記映画に『パディントン』監督が就任 ─ アステアと姉の関係を描く

『スパイダーマン』シリーズでおなじみのトム・ホランドが主演を務める、ミュージカル俳優フレッド・アステアの伝記映画にて、『パディントン』シリーズの監督ポール・キングがメガホンを取ることが分かった。The Hollywood Reporterが報じている。
本プロジェクトは、アステアが映画界に進出する以前、アステアと彼の2歳上の姉アデルの関係をメインに描くもの。フレッドとアデルは20世紀初頭、アメリカ中世部の劇場を20年以上もコンビで巡演したが、1932年、アデルの結婚を機にコンビは解消。大きな打撃となるが、これを契機にフレッドはハリウッドのミュージカル作品にシフトし、伝説的俳優への道が開かれることとなる。
コメディ作品を得意とし、ティモシー・シャラメ主演のミュージカル映画『ウォンカ(原題)』(2023)でも監督を務めるキングだけに、アステアコンビのユーモラスな一面も見せる作品となりそうだ。脚本をリライトするのは『リトル・ダンサー』(2000)『ロケットマン』(2019)『キャッツ』(2019)の脚本を手がけたリー・ホール。『リトル・ダンサー』を題材としたミュージカル『ビリー・エリオット』に出演し、子役デビューを飾っているホランドとのよいケミストリーに期待したい。
米配給はソニー・ピクチャーズ。『スパイダーマン』シリーズも手がけるエイミー・パスカルらが製作を務める。
ホランドはこれまでにタップダンスの経験はあるものの、アステアを演じるべく、より練習に励むとすでに宣言している。強力な製作陣とともに本格的なミュージカル作品への歩みを進めていくことになりそうだ。
アステアといえば、10本に及ぶ映画でダンス・パートナーを組んだジンジャー・ロジャースとの関係を描いた『Fred & Ginger(原題)』がジェイミー・ベルとマーガレット・クアリー主演で進行中。それぞれ個性と魅力の溢れる作品となるだろう。
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Source:The Hollywood Reporter