『オデュッセイア』はクリストファー・ノーラン最高傑作にして集大成 ─ 「過去作すべてがこの映画の準備だったよう」とベニー・サフディ

『オデュッセイア』は、映画監督クリストファー・ノーラン監督の最新作であり最高傑作、そしてキャリアの集大成である──。2026年7月6日、イギリス・ロンドンで行われたワールドプレミアで、本作の出演者たちが語った。
ホメロスの古代ギリシャ叙事詩を映画化した本作は、マット・デイモン演じるイタカの王・オデュッセウスが、故郷を目指して壮大な冒険の旅に出る神話的アクション大作。史上初、全編IMAXフィルムカメラで撮影された、ノーランにとってもキャリア史上最大規模の作品となる。
米Varietyの取材に対し、海の女神カリュプソ役のシャーリーズ・セロンは、ノーランを「このような物語に挑む勇気のある、数少ない監督のひとり」と称えた。また、オデュッセウスに仕える豚飼いエウマイオス役のジョン・レグイザモは、「これは彼(ノーラン)の最高傑作」と言っている。
「彼は現代の革新者であり、先見の明がある、預言者のような存在です。彼と一緒に仕事をしたことで、俳優として人生最高の仕事ができたと感じています。これまで、映画のなかで感情をさらけ出すのはとても苦手でしたが、今回は彼が聖域のように安全な空間を作ってくれたおかげで、ありのままの自分をさらけ出すことができました。」

一方、ギリシャ軍の総大将アガメムノンを演じたのは、『オッペンハイマー』(2023)にも出演したベニー・サフディ。映画監督・俳優として八面六臂の活躍を続けているが、オファーは「とても予想外だった」という。
「クリスが演じてほしいと言うとき、彼はその人ならできると心から信じている。だから、自分がそういう役柄に選ばれるとは思わなかったけれど、彼ができると思っているなら、できるはずだと思えました。」
サフディは『オデュッセイア』について、「これまで彼が作ってきたすべての映画が、まるでこの作品のための準備だったように思えます。たくさんの、さまざまなスタイルやジャンルによって構成されているから」とも語っている。
そして、さすがはベニー・サフディである、この読みは的外れではなかったようだ。米Los Angeles Timesでは、ノーラン自身が「私は長年、この物語を、すべての映画を通じて語ってきた」と告白している。「これは家族の物語であり、愛の物語であり、復讐の物語であり、戦争の物語であり、成長の物語です。私にとっては非常に強い基礎となるテキストなのです」。
過去作でノーランが取り組んできたテーマや構造、モチーフなどは、この古代叙事詩のなかでいかに結実したのか。早くも批評家の間で絶賛の声がやまない本作、その完成形を映画館の大スクリーンで見届けよう。
映画『オデュッセイア』は2026年9月11日(金)全国公開。
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Source: Variety, Los Angeles Times





























