Sawadyストライキ中の俳優たち、今年のハロウィンは映画＆ドラマキャラのコスプレ厳禁 ─ 組合が注意喚起のガイドライン公開
全米映画俳優組合（SAG-AFTRA）によるストライキ長引きの影響が予期せぬところにまで及んでいる。この度SAG-AFTRAは所属会員に対し、10月末にやってくるハロウィンで、映画・ドラマのキャラクターを想起させるコスチュームを着用しないよう勧告するガイドラインを発表した。
「今年のハロウィンで、我々の会員がうっかり規則を破らないように確認です。コスチュームについて、すべきこととすべきでないことに関する助言をまとめました。確認していただき、不気味素敵なハロウィンをお過ごしください！」
公式ウェブサイトにアップロードされた資料では、「一般化されたキャラクターや人物（幽霊、ゾンビ、クモなど）にインスパイアされたコスチュームを選ぶこと」「アニメ番組のようなストライキ対象のコンテンツと関係のないキャラクターに変装すること」など、コスチュームを選ぶ際の基準やおすすめの衣装に関する助言が記載されている。パンプキンのイラストの下には、「ストライキに関連するコンテンツに着想を受けたコスチュームはSNSに投稿しないでください」という強いメッセージもある。
2023年は、映画『バービー』がアメリカで記録的ヒットとなり、映画館ではピンク色の洋服を身に纏った観客の姿が多く見られた。今年のハロウィンでは、バービーのコスプレが街中に溢れることが予想されるが、ハリウッド俳優たちはお預けとなりそうだ。
2023年10月11日、SAG-AFTRAと全米映画テレビ製作者協会（AMPTP）の間で行われていた交渉は、「大きな隔たり」を残して決裂。両者には主張の食い違いも見られ、SAG-AFTRA会長のフラン・ドレシャーが「突拍子もないような事を求めているわけではない」「あまりにも不当で無礼だ」と述べる一方、Netflix CEOのテッド・サランドスは「話し合いが大詰めという時になって、組合が新しい要求を突きつけてきた」と非難している。サランドスは「我々は一刻も早い解決と皆さんの仕事復帰を望んでいる」とも話しているが、現時点で交渉再開の目処は立っていない。
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Source:SAG-AFTRA,Deadline(1,2)
