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『Marvel’s Wolverine』に6500人が熱狂、杉山すぴ豊が米コミコンで見た最新マーベルゲームの本気度【現地取材】

Marvel’s Wolverine
© 2026 MARVEL © 2026 Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.

サンディエゴ・コミコンで発表されるマーベル作品は、映画やドラマだけではない。2026年の会場では、PS5用ソフト『Marvel’s Wolverine』と対戦格闘ゲーム『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』が、超大作映画にも引けを取らない熱気を生み出していた。

巨大広告から最大規模のホールHでのパネルまで、マーベルのゲームは現地でどのような存在感を放っていたのか。SDCCを現地取材したアメキャラ系ライター、杉山すぴ豊氏がレポートする。

米西海岸で開催された、世界最大級のポップカルチャー・イベント:サンディエゴ・コミコン2026(以下SDCC2026)に参加しました。すでに多くのメディアで報じられているとおり、今回の目玉はマーベル・スタジオのパネル(コミコンでは発表会のことをパネルと言います)で、ライアン・ゴズリングが2028年の映画『ゴーストライダー』に出演することか、ライアン・レイノルズがデッドプールの格好で乱入するとかサプライズがあり大きな話題を呼びました。かくいう筆者もこれを楽しみに参加したわけですが、今回のSDCC2026で一番目立っていたのはPS5用のゲームソフト『Marvel’s Wolverine』(以下『ウルヴァリン』)だと思います。

まず会場近くのホテルに超巨大広告が登場。さらに会場前のトロリーが広告でラッピングされています。

さらにさらにウルヴァリンにゆかりのある魔都 “マドリプール”をイメージした“涼みどころ”が登場。ここではウルヴァリンの宿敵である巨大ロボット:センチネルの転げ落ちた首との写真が撮れます。

会場内にもウルヴァリンと写真が撮れるフォトスポットが作られています。

そう、SDCC2026の会場が『ウルヴァリン』にジャックされているんです。筆者は何回かSDCCに参加してますが、一つのゲームでここまでPRに力を入れているのは滅多にない。気合いが入っています。

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そして極めつけはホールHでのパネル。ホールHというのはSDCC最大のホールで6500人が収容。スター俳優が来てのアベンジャーズ映画の発表とかこのホールで行われるわけです。昨年は全米で『鬼滅の刃』が劇場公開されるのを記念して、LiSAさんが歌った場所です。ホールHでパネルが出来るというのは超メジャーエンタメの証ということです。

『ウルヴァリン』のパネルは23日(木)の11時15分から開催。満員でした。くりかえしですが6500席が一瞬にして埋まりました。

まずは『ウルヴァリン』のトレーラーが上映。プレイステーションのCMでお馴染みのボン!というSEがホールHに響きわたります。すると、映画と思ってしまうくらいの予告編が展開。怒りのローガン(一応ウルヴァリンの本名です)がジーン・グレイにつめよる画面です。そして怒りの爪を突き刺すのが転げ落ちたセンチネルの首。この冒頭からわかるとおりこのゲームで重要な役割を果たすのがジーン・グレイです。以下アクション&アクション!セイバートゥース、センチネル、レディ・デスストライク、そして忍者集団ザ・ハンドとの戦いです。血しぶきとぶバイオレンスです。

Marvel’s Wolverine
© 2026 MARVEL © 2026 Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.
Marvel’s Wolverine
© 2026 MARVEL © 2026 Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.
Marvel’s Wolverine
© 2026 MARVEL © 2026 Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.

つかみはOKというところで、このゲームのクリエーター陣&声優キャストが登壇。マーベル・ゲームスのエグゼクティブプロデューサーであるEric Monacelli、本ゲームを製作したインソムニアック・ゲームスのクリエイティブディレクター、Marcus Smith、ゲームディレクターのMike Daly、シニアプロジェクトディレクターのJess Reiner-Reed、ナラティブディレクターのWalt Williams、ローガン/ウルヴァリン役のLiam McIntyre、ジーン・グレイ役のKrizia Bajosが並びました。

司会から「ウルヴァリンはコミックはもちろんアニメや映画にも何度も登場し、長年にわたって愛されています。こうしたウルヴァリンたちとこのゲームのウルヴァリンの差別化のポイントは?」との質問にMike Dalyは「究極のウルヴァリンを作ろうと思いました。僕らのお届けするウルヴァリンは皮肉屋だけど、率直な奴で、自分がいかに危険な奴だと分かっている。だから人を遠ざけている。もう二度と傷つきたくないからだ。彼は大いなる心を持っている、けれどそれがトラブルの原因になるんだ」。Marcus Smithは「爪を使った近接戦闘が主で、プレイヤーにコントローラーを通じてウルヴァリンの激しい力を感じて欲しい」とアンサー。つまりキャラクターの内面をより掘り下げ、さらにアクションはより野性味たっぷりに。

Marvel’s Wolverine
© 2026 MARVEL © 2026 Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.

Liam McIntyreも「ヒーロー的というより動物的なアクションだよ」と。どうやらこのゲームにはX-MENは出てこないようです。というかX-MENというチームが存在しない世界のようです。だからなおさら“X-MENのウルヴァリン”というより、ウルヴァリンそのものにフォーカスしたゲームとなりなりそうです。

なおこのゲームは先にインソムニアックが手掛けたスパイダーマンのゲーム「Marvel’s Spider-Man」シリーズと同じ世界観(アース1048)だそうです。この一言に場内大拍手。将来クロスオーバーありうる?

クロスオーバーといえばこの『ウルヴァリン』とアークシステムワークス開発のPS5/PC用ゲーム『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』がコラボ。『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』と『ウルヴァリン』のウルヴァリンのスーツがそれぞれのゲームで入手可になるようです。『ウルヴァリン』の曲はエミー賞受賞経験もあり、昨年の映画『スーパーマン』やドラマ『ウィドウズ・ベイ』で知られるデヴィッド・フレミングが担当。曲の触りが紹介されましたが、ウルヴァリンの宿命を感じさせる素晴らしいメロディでした。

個人的にローガン/ウルヴァリン役のLiam McIntyre、ジーン・グレイ役のKrizia Bajosがルックスも雰囲気もキャラに似ているなと思いました。Krizia Bajosは今回参加出来たことに感激して壇上で少し涙目でした。ゲームのパネルでしたがウルヴァリンの新しい映画の発表会のようなパネルでした。

MARVEL Tōkon: Fighting Souls
©‎ 2026 MARVEL ©‎2026 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by ARC SYSTEM WORKS CO., LTD

実はこの後、ホールHで『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』のパネルが開催。冒頭はオープングアニメが初披露。アニメ・スタイルのヒーローVSヴィランの活躍映像にワクワク。ゲームプロデューサーの山中丈嗣さんらが登壇。山中さん曰く「最近の格闘ゲームはオープニング映像作らないことが多いけれどこれはぜひ作りたかった」。これには会場が大拍手!(本当に素晴らしいアニメでしたから)

そして司会から、今までのマーベルの格闘ゲームとどこが違うのか?という質問に対し、山中さんは「過去の素晴らしいゲームを意識しつつ、アークシステムワークスらしいケレン味やアニメ・テイストを大事にしました。格闘ゲームであると同時、マーベルの世界を楽しめるものにしたいと思いました」と回答。

さらに、このパネルでDLC第1弾キャラとなる“フェニックス・サイクロップス”が発表。これも会場がわきました。先の『ウルヴァリン』は映画の発表のようだと書きましたが、この『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』はマーベルの新しいアニメ・シリーズのお披露目のような感じでした。そして前者が今までのウルヴァリン物との差別化を工夫したように、『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』は今までの格闘ゲームとは違う面白さを追求したことがよくわかります。

非情に良いパネルで満足感は高かったです。実は筆者はアメコミ・オタクであっても、ゲーマーではないんですが、久しぶりにゲームしてみたいなと思いました。プレステを通じてこれらのマーベル・ユニバースに飛び込んでみたい、という方が正確かもしれません。改めてゲームというのがキャラクタービジネスにおいて大きな役割を果たすということを感じました。

Marvel’s Wolverine
© 2026 MARVEL © 2026 Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games, Inc.

ちなみに『ウルヴァリン』のゲームに出てくるザ・ハンドは、この夏の超大作映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でも活躍(暗躍?)しますので、映画館で観て
ゲームで戦ってみてください(笑)

取材・文:杉山すぴ豊
アメキャラ系ライターとしてアメコミ映画の情報発信を様々なメディアで展開。
東京コミコンのステージMCもつとめる。映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の日本語吹替版の監修も担当。
サンディエゴ・コミコンのウォッチャーでもある。

© 2026 MARVEL
© 2026 Sony Interactive Entertainment LLC.
Developed by Insomniac Games, Inc.

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