【ネタバレ】『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』おまけシーン解説 ─ 衝撃の事実、何を意味するのか?

この記事には、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のネタバレが含まれています。

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』おまけシーン解説
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のミッドクレジットシーンに登場するのは、ネッド・リーズが開発した、スパイダーマンの現在地を知らせてくれるアプリ「スパイディ・トラッカー」だ。32ビット風の画面がスパイダーマンの現在地を検知しようとすると、捜索範囲はアメリカ全土、地球全体へと広がり、ついには宇宙空間へ。すると、地球から離れた未知の宇宙領域で反応を検知。画面は暗転し、「SPIDER-MAN WILL RETURN(スパイダーマンは戻ってくる)」とのテロップが登場する。
ここで重要なのは、このアプリが「ピーター・パーカー・トラッカー」ではなく、「スパイディ・トラッカー」だということ。探している対象は特定のピーターではなく、あくまで“スパイダーマン”である。つまり、地球外で別のスパイダーマンの存在を検知した、と考えるのが自然だ。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)では、トム・ホランド版とは別の世界に、トビー・マグワイア版のピーター2と、アンドリュー・ガーフィールド版のピーター3が存在し、アース616での合流が可能であることが明らかになった。アニメ映画『スパイダーバース』シリーズには、マイルス・モラレスをはじめとする無数のスパイダーマンが登場している。スパイディ・トラッカーが拾ったのは、アース616にいるピーターの反応ではなく、別次元にいるスパイダーマンの反応だったのだろう。
似たような仕掛けは、『サンダーボルツ*』(2025)のポストクレジットシーンにもあった。ニュー・アベンジャーズは正体不明の宇宙船の接近を検知。船体には「4」のマークが刻まれており、別世界のファンタスティック・フォーがアース616に到来することが示唆されていた。つまりMCUでは、別次元からアース616へ接近する存在が、宇宙空間から飛来してくるように観測されることがあるのだ。
今回のスパイディ・トラッカーも類似した構図である。地球の外側で反応した“何者か”は、別世界からアース616に近づいているスパイダーマンなのかもしれない。
2026年12月公開の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』では、複数のユニバースを巻き込む大事件が起こるはずだ。インカージョンによって自分の世界を失った/失いかけているスパイダーマンが、アース616へ避難してくるのだろうか。あるいは別の世界で起きている戦いに、すでにスパイダーマンが巻き込まれているのだろうか。
テロップが語るのは、あくまでも「スパイダーマンは戻ってくる」という曖昧な情報のみで、『ドゥームズデイ』で戻ってくるとも、トム・ホランド版ピーター・パーカーが戻ってくるとも言っていない。いつ、どの作品で、どのスパイダーマンが戻ってくるのかは不明だ。実際、『ドゥームズデイ』へのトム・ホランドの出演はアナウンスされていない。
可能性として考えられるのは、『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』でのひと展開。原作コミックの「シークレット・ウォーズ」はスパイダーマンにとっても重要な物語で、1984年版では宇宙由来の黒いコスチュームを手に入れている。別世界のスパイダーマンたちが集結するなら、マルチバース・サーガの集大成となる同作が最もふさわしいだろう。
あるいは、このおまけシーンには、そこまで具体的な答えがまだ用意されていない可能性もある。「宇宙で反応した」という不思議な絵だけを残して、スパイダーマンを『ドゥームズデイ』にも『シークレット・ウォーズ』にも、さらなる単独作にもつなげられるようにしているのかもしれない。
果たしてスパイディ・トラッカーが検知したのは、トビー・マグワイアのピーター2や、アンドリュー・ガーフィールドのピーター3か。可能性は幅広い。ニコラス・ケイジのスパイダー・ノワールが白黒世界からやってきたり、『スパイダーバース』のスパイダーマンたちがアニメ世界から飛び出してきたり、ゲーム『Marvel’s Spider-Man』のスパイダーマンが現実世界にやってくるかもしれない。あるいは、全く別のスパイダーマンが新たに描かれることもあるだろう。
さてネッドは、宇宙空間からのスパイダーマンを検知してどう反応したのか。かつて3人のスパイダーマンと共に過ごしたネッドのこと、この驚くべき状況も比較的すんなり飲み込んで対応しそうだが……?
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は公開中。
▼ 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の記事

スパイダーマン役の交代、計画があるとトム・ホランド明かす ─ 「バトンの渡し方の明確なビジョンがある」 いずれやってくる、世代交代 
【レビュー】『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』地に足着いた、スパイダーマン映画の精神的集大成 ─ なぜだろう、歴代作品を思い出す これぞスパイダーマン映画だ 

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』アクションはゲーム版から逆輸入 ─ ゲームのスクショを会議に持ち込み、「フィニッシュムーブは影響受けてます」 ゲーム体験も味わえる! 


『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』、米興収で『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐ超絶ヒットスタート予測 『ノー・ウェイ・ホーム』並のヒットかも? 

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は「何も知らないまま観てほしい」と監督 ─ 「素晴らしい体験のためには、知らない方がいいこともある」 「サプライズをたくさん残すのは素晴らしいこと」



























