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マーベル「ワンダーマン」打ち切りの理由が判明 ─ 「受け入れて前に進む」と主演俳優が胸中を語る

ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世 Yahya Abdul-Mateen
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/42867464935/ Remixed by THE RIVER

マーベル・ドラマ「ワンダーマン」のシーズン2が一度は正式決定しながら製作中止となった理由には、ディズニープラスでの視聴者数が関係していたようだ。主人公サイモン・ウィリアムズ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が、米Vanity Fairにて明かした。

「ワンダーマン」は2026年3月にシーズン2の製作が正式発表されたものの、わずか約4カ月後の7月末に一転して製作中止が判明。当時、中止の具体的な理由は明らかにされていなかった。

今回、Vanity Fairから「具体的な理由は聞いたのか」と尋ねられたアブドゥル=マティーン2世は、「はい」と回答。「視聴者数と何らかの関係があると聞きました。具体的な数字は知らされていません」と報告した。

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そのうえで、ディズニーとマーベルが何らかの理由から、ビジネスとして継続する意味はないと判断したのだろうと説明。「決定を受け入れ、前に進み続ける」としている。つまり、アブドゥル=マティーン2世自身も具体的な視聴データや、どの基準を満たせなかったのかまでは知らされていないということだ。

実際、ディズニーは「ワンダーマン」の公式な視聴データを公表していない。米Varietyによれば、米Nielsenの集計では配信初週に6億1,800万分を記録し、ストリーミングのオリジナル作品ランキングで8位に登場したが、翌週にはトップ10圏外となった。ただし、こうした外部の公開データが実際に製作中止の判断材料となった数字と同一なのかは明らかになっていない。

アブドゥル=マティーン2世には、作品が数字だけで終わらせられたことへの割り切れない思いもある。「ワンダーマン」には質の高い物語や製作環境、俳優陣が揃っており、視聴者からも、エミー賞の投票者からも肯定的な反応を得られたと強調。それだけに、なぜ継続に至らなかったのかは、具体的な情報をもとにきちんと検証されるべきだとの考えを示している。自身も本作でエミー賞コメディ部門主演男優賞にノミネートされた。

シーズン2で描きたかったサイモンの姿もあった。アブドゥル=マティーン2世は、脚本家陣を信頼していたため具体的なストーリー作りには踏み込まなかったというが、俳優として成功を夢見続けてきたサイモンが、ついに名声や影響力を手にした後にどう変わるのかを掘り下げたいと考えていたという。善良な心を持つ一方で、大きな自我とスターへの野心も抱える人物だけに、「夢を叶えた後」の物語に可能性を感じていたようだ。

皮肉にも、アブドゥル=マティーン2世は今回の打ち切りそのものを、サイモンの物語と重ねて受け止めている。「人生の教訓ですね。現実の人生とすごくよく似ています」と語り、何度もチャンスに近づきながら決めきれず、それでも最後には夢を叶えたサイモンの歩みを振り返った。「現実でも、そういう経験をする人はたくさんいます。番組の打ち切りも、またその一例だったということです」。

シーズン2は構想段階で止まったわけではない。共同企画・ショーランナーのアンドリュー・ゲストも先ごろ、出演者らとの契約は締結済みで、スケジュールも確保され、シーズン2第1話の脚本と全体構成まで用意されていたと説明。映画版への切り替えや、デスティン・ダニエル・クレットンらのスケジュールが原因だったとの説も否定していた。当時ゲストも具体的な数字は共有されていないとしていたが、今回アブドゥル=マティーン2世の証言によって、少なくとも視聴者数が判断に関係していたことが新たに判明した形だ。

「ワンダーマン」シーズン1はディズニープラスにて独占配信中。シーズン2は製作中止となっており、映画化の計画も現時点では明らかになっていない。

Source:Vanity Fair, Variety

Writer

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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