「ワンダーマン」S2製作中止に「映画化の話もない」と製作者が説明 ─ 「シーズン1を超える手応えもあった」

マーベル・ドラマ「ワンダーマン」シーズン2の突然の製作中止を受け、共同企画・ショーランナーのアンドリュー・ゲストが自ら事情を説明した。中止は作品の内容に合わせたマーケティング戦略ではなく、映画版に切り替わるということでもないという。
2026年3月に正式発表されていたシーズン2だが、わずか約4カ月後に製作中止が判明。ハリウッド業界の内幕を描くメタ的な作品だったことから、一部ファンの間では、中止そのものが宣伝企画なのではないかとの説も浮上していた。
これを受け、ゲストはTikTokで「皆さんと同じ気持ちです。ここで、説明できることを明らかにしたいと思います」とコメント。憶測をはっきりと否定した。
「これはマーケティング上の仕掛けではありません。映画版が進められているということもありません。デスティンのスケジュールも、ほかの誰かのスケジュールも問題ではありませんでした。」
デスティンとは、ゲストと共同で本作を立ち上げ、第1話と第2話を監督したデスティン・ダニエル・クレットンのこと。現在大ヒット中の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を手がけたばかりの多忙な監督だが、少なくともスケジュール上の事情が中止の原因ではなかったという。
ゲストによれば、シーズン2の実現に向けた準備はすでに具体的に進んでいた。「デスティン、ヤーヤ(・アブドゥル=マティーン2世、サイモン・ウィリアムズ役)、サー・ベン(・キングスレー、トレヴァー・スラッタリー役)、そして私は、このドラマを作ることが大好きでした。全員が続きを作ることに強い情熱を持ち、乗り気でした。契約は締結され、スケジュールも確保されていました。脚本家ルームは今月から始まる予定で、撮影は来年初頭に始まる予定でした。」
ところが、ディズニーとマーベルの内部で方針が変わったという。「数カ月前には意味のある企画だったのに、今は自分たちにとって意味をなさない、という判断が下されました。それが、私が知っているほぼすべてです」とゲスト。視聴データなどの具体的な数字については、自身には共有されていないと説明した。
ライターズルームこそ開設前だったものの、ゲストはすでにシーズン2第1話の脚本を書き上げ、シーズン全体の構成も完成させていたという。「全員が本当に良い手応えを感じていました。シーズン1を超えられるような、本当に素晴らしいシーズンになるはずでした」。
「ワンダーマン」は、スーパーパワーを隠して暮らす売れない俳優サイモン・ウィリアムズが、ヒーロー映画『ワンダーマン』の主演オーディションに挑む物語。ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世がサイモン役を演じ、ベン・キングズレーがトレヴァー・スラッタリー役を再演した。
2026年1月の配信後は、ハリウッドへの風刺とサイモン&トレヴァーの友情を描いた異色のMCU作品として高い評価を獲得。アブドゥル=マティーン2世はエミー賞コメディ部門主演男優賞にもノミネートされている。
ゲストは、中止に対して声を上げたファンに感謝し、「どのような物語を優先するのか、配信プラットフォームがどのような番組を作りたいのかについて、オンライン上で重要な議論が交わされています。人々が耳を傾けていることを願います」とコメント。あわせて、アブドゥル=マティーン2世の演技がエミー賞の投票者から正当に評価されることを願った。
正式発表後、契約やスケジュールの調整だけでなく、第1話の脚本とシーズン全体の構想まで用意されていた「ワンダーマン」シーズン2。映画版への発展という希望も否定された今、幻となった物語が日の目を見る可能性は、ひとまず失われたことになる。
「ワンダーマン」はディズニープラスにて独占配信中。
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Source:andrewgst























