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『Michael/マイケル』続編、児童性的虐待疑惑をどう描く?ジャファー・ジャクソン「マイケルの視点から物語を語る」

Michael/マイケル
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マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』の続編では、第1作が触れなかった児童性的虐待疑惑が描かれるのか。主演のジャファー・ジャクソンは、脚本は現在も開発中で、自身に物語を決める権限はないとした上で、続編ではマイケル本人の視点がより示されることを望んでいる。

ジャファーが米GQ Middle Eastのインタビューで語った。同誌から、続編がマイケルへの批判や児童性的虐待疑惑にどこまで踏み込むのかを問われると、ジャファーは脚本が開発中であること、自身には物語の範囲を決める権限がないことを前置き。そのうえで「第2作では、彼自身の視点をもっと深く知ることができると思います」と伝えた。

ジャファーは、これまで語られてきた疑惑について、それは「誰か別の人の物語」であり、「誰か別の人が考える出来事」だと主張。さらに、ジャクソン家が長年問題視してきたこととして、「マイケルの声が聞かれてこなかった」ことを挙げた。

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「マイケルの声が聞かれることは、とても重要だと思います。特に彼の晩年については。」

ジャファーはインタビューを通じて、そもそも映画版『Michael/マイケル』を「マイケル自身の視点」から描く作品として捉えていることを繰り返し強調している。「マイケルについては、あまりにも多くの人々によって、あまりにも多くの物語が語られてきました」と述べ、本作について「ようやくマイケル自身の視点から、マイケルの物語を語るもの」だと説明した。

ジャファーは、第1作がマイケルの「原点」に焦点を当てた作品だったと説明する。世界的な成功を収め、誰もが知るアイコンになる以前から描くことで、まず「ひとりの人間として、彼がどういう人物だったのか」を理解してもらう狙いがあったという。

「結局のところ、それは90年代から亡くなるまで変わらなかった彼自身でもあるんです。あの純粋さ、人の中にある善い部分をいつも見つけようとする気持ちは、決して変わりませんでした。どんなことを経験し、どんな扱いを受け、自分について何を言われても、人に親切にすることをやめなかった。人を信じ、その人の中にある善いものを探そうとすることもやめませんでした。」

さらにジャファーは、さまざまな出来事によってマイケル自身は傷ついていたとしながらも、その根底にある人間性は失われなかったと語る。

「たとえ彼自身が傷ついていたとしても、心は変わらなかったんです。第2作でも、それが伝わることを願っています。」

この発言が重要なのは、第1作の製作過程で、まさに性的虐待疑惑の描写が大きな問題となったためだ。『Michael/マイケル』は当初、1993年に浮上した児童性的虐待疑惑を第3幕で扱う構成で、該当する場面も撮影されていた。ところが、告発者ジョーダン・チャンドラーとの過去の示談契約に、本人や訴訟を映画で描写・言及できない条項があることが撮影後に判明。製作陣は第3幕を作り直し、22日間にわたる追加撮影を実施した。

その結果、完成版は1988年の「Bad」ワールド・ツアーで幕を閉じ、性的虐待疑惑には踏み込まない作品となった。製作初期にはプロデューサーのグレアム・キングが、マイケルの人生について「好ましくない部分を削除」せず公平な物語を描く方針を示していたこともあり、公開後にはマイケルの「影」をどこまで描いているのかをめぐり、批評家と観客で評価が大きく分かれることにもなった。

マイケル本人は生前、児童への性的虐待疑惑を一貫して否定していた。1993年に浮上した疑惑をめぐる民事訴訟は示談となり、別の少年への性的虐待などが争われた2005年の刑事裁判では、すべての訴因で無罪評決を受けている。第1作が1988年で物語を終えた以上、1990年代以降へ進む続編にとって、疑惑やその後の法廷闘争をどこまで、どのような立場から描くのかは大きな論点となる。

続編は現在、2026年末から2027年初頭の撮影開始、2027年末から2028年前半の公開が見込まれている。第1作は全世界興行収入10億ドルを突破し、伝記映画史上最高興収を記録。さらに、第1作の製作時点で続編全体の25〜30%に相当する映像がすでに撮影済みとされており、未使用の大規模な音楽シーンなどが活用される予定だ。

第1作では製作途中で描くことができなくなったマイケルの後半生へと物語が進むなか、性的虐待疑惑をどのように扱い、いかにして「マイケル自身の視点」を提示するのか。続編にとって避けて通れない論点になりそうだ。

Source:GQ Middle East, Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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