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【解説】ジェームズ・ガンが新DC公約発表、「ファンの意見聞く」「史上最大の物語を語る」「マルチバース」

Anthony Quintano https://www.flickr.com/photos/quintanomedia/33324521863

ポイント3:マルチバース

最後のポイントは、やはりマルチバースへの言及だ。もともとDCやマーベルのコミックでは古くからお馴染み、並行世界の人物や出来事を扱うこのコンセプトは、マーベル・シネマティック・ユニバースでは既に本格導入済み。過去の別シリーズのスパイダーマンが共演するなど、掟破りの夢の展開を実現させた。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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DCユニバースでも、マルチバースはテレビドラマにおいて描かれている。しかし映画版ではちょうどこれからといったタイミングで、2023年6月米公開予定の『ザ・フラッシュ(原題)』がその皮切りとされている。ティム・バートン監督のマイケル・キートン版バットマンが再登場する見込みだ。

一時は『アクアマン』続編との公開順序変更や『バットガール』お蔵入りに伴う整合性の都合でキートン復活計画も消滅の危機があったが、今は「ファンの声を聞く」ガンならば何とか都合をつけてくれると願うほかない。

バットマン(1989)
© Warner Bros. Entertainment, Inc.

ここでガンは、さまざまなマルチバースのファンを招きたいといった趣旨を述べている。おそらく、往年のDC映画のファンや、ドラマ、アニメ、そしてゲームの、散らばったファンそれぞれに訴求できるような強力なコンテンツを用意してくることだろう。

ファンの声を聞き、マルチバースの本格導入も控えた、史上最大のDCユニバース、大いに期待だ。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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