THE RIVERが選ぶ、2020年の必見映画100本 ─ マーベル&DC新作、超人気シリーズ続編、ノーラン最新作などオリジナル作品も多数

とうとう2020年代がやってきた。2019年、『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でハリウッドを代表する2大シリーズに区切りがついたことはまだまだ記憶に新しいが、もちろん2020年にも注目作はいっぱい。THE RIVERでは、年始を記念して「2020年の必見映画100本」を独自にセレクトした。
残念ながら2020年にストリーミング配信される作品の予定はほとんど正式に発表されていないため、泣く泣く劇場公開作品のみに絞ったが、それでもここに挙げているのは見逃せない作品ばかり。まだ日本公開の有無がわからないものも含まれているが、それらについては公開決定を祈ることにしよう。
1月
年始は1月3日(金)からロケットスタートだ。シャーリーズ・セロン&セス・ローゲン主演のラブコメディ『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』は、批評家の評判も高い、2010年代ポップカルチャーの引用に満ちた一作。アンディ・サーキスやアレクサンダー・スカルスガルドら豪華キャストにも注目、ここから2020年代は幕を開ける。

続く1月10日(金)には、クリスチャン・ベール&マット・デイモン主演の実話カーレース映画『フォードvsフェラーリ』。ジェームズ・マンゴールド監督の才気が爆発する骨太の人間ドラマ&企業政治劇に、血沸き肉躍るレースシーンが融合。新年早々圧倒的な仕上がりだ。
名優エドワード・ノートンが主演・監督・脚本を務める『マザーレス・ブルックリン』は、ブルース・ウィリスやウィレム・デフォー、アレック・ボールドウィンら豪華キャストが競演する懐かしの探偵映画……だが、タイムリーな作品に仕上がっているという。そのほか、エル・ファニングが本格歌唱を披露する青春音楽映画『ティーンスピリット』も見逃せない。

1月17日(金)には、巨匠クリント・イーストウッドの最新作『リチャード・ジュエル』が登場。アトランタ五輪で起こったテロ事件を題材に、冤罪を受けた男に対する権力とメディアの暴挙というテーマを描く。同日には『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督最新作『ジョジョ・ラビット』も公開。こちらは空想のヒトラーを親友にするドイツ人の少年が、ユダヤ人の少女と出会うところから始まるハートフル・コメディにして“反ヘイト風刺劇”だ。
さらに『博士と彼女のセオリー』(2014)のフェリシティ・ジョーンズ&エディ・レッドメインが再共演する、実話を基にした“気球スペクタクル”『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』。そして、スティーヴン・キングの同名小説を再映画化する哀しい禁忌のホラー『ペット・セメタリー』も要チェック。それぞれジャンルは異なるが、見逃せない必見作が一気にやってくる。
1月24日(金)には、伝説の傑作ミュージカルを『レ・ミゼラブル』(2012)トム・フーパー監督が実写映画化した話題沸騰の一作『キャッツ』が登場。テイラー・スウィフト、ジェニファー・ハドソン、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバら豪華キャストが見せる、歌とダンスのパフォーマンスに期待しよう。
鬼才テリー・ギリアムが構想30年、9回の企画頓挫を乗り越えて完成させた『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』も同日公開。『スター・ウォーズ』『マリッジ・ストーリー』で映画ファンの心を射止めたばかりのアダム・ドライバーが、こちらではギリアム監督の世界観にどっぷりと浸かる。なお同日には、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの出版秘話に基づくミステリファン注目の一作『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』も公開だ。