THE RIVERが選ぶ、2020年の必見映画100本 ─ マーベル&DC新作、超人気シリーズ続編、ノーラン最新作などオリジナル作品も多数


3月13日(金)には、『Mommy/マミー』(2014)『たかが世界の終わり』(2016)などの“天才”グザヴィエ・ドランによる初めての英語作品『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が公開される。「ゲーム・オブ・スローンズ」キット・ハリントン、『ルーム』(2015)の子役ジェイコブ・トレンブレイ、ナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンらを迎え、TVスターの人生と死に隠された真相をあぶり出していく。なお同日には、トム・ホランド&クリス・プラットが声を務めるピクサー最新作『2分の1の魔法』も公開される。

3月20日(金・祝)には、ロバート・ダウニー・Jr.主演『ドクター・ドリトル』を要チェック。名作児童文学がアクション・アドベンチャーとして甦る趣向もさることながら、ラミ・マレック、トム・ホランドら豪華ボイスキャストとの共演が見どころだ。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は、『ジョーカー』(2019)の大ヒットも記憶に新しいDC映画の最新作。マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインを主人公に、最強の女性チームがスクリーンデビューを果たす本作では、ユアン・マクレガーが悪役として登場。底抜けにポップなアクション・エンターテインメントが、ふたたびシリアスな同時代性をもって観客の心をえぐる。

3月27日(金)には、日本の人気ゲームをハリウッドで実写映画化する『ソニック・ザ・ムービー』が登場。予告編の公開後、ソニックのデザインを全面的に作り直したことでも話題の一作が、いよいよその全貌を明らかにする。ジム・キャリーの怪演も気になるところだ。
なお、3月には『レディ・バード』(2017)グレタ・ガーウィグ監督が名作文学『若草物語』を再解釈した『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』も公開予定。シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、ティモシー・シャラメ、メリル・ストリープという新鋭からベテランまでが揃った布陣で蘇らせる文学の世界は、もちろん2020年にふさわしい形に更新されているとのこと。原作の普遍性と、気鋭のフィルムメーカーによる作家性の融合に期待したい。
米国公開作品
3月米国公開作品には、『ザ・コンサルタント』(2016)のベン・アフレックとギャヴィン・オコナー監督が再びタッグを組んだ『The Way Back(原題)』が控える。薬物中毒で家族を失ったバスケットボールの元スター選手が、母校のバスケチームのコーチに就任し、自らの人生を取り戻そうとする物語だ。また同月には、ヴィン・ディーゼル主演のヒーロー映画『Bloodshot(原題)』も登場。妻を殺された男がナノテクノロジーで改造人間となって復讐に臨むが、実は彼の記憶は改竄されていて……。
4月
4月10日(金)には、『007』シリーズの第25作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』がついに登場。ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最終作となる今回は、MI6のメンバーに加え、前作『007 スペクター』(2015)からレア・セドゥ、クリストフ・ヴァルツが続投。悪役を『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)ラミ・マレックが演じるほか、アナ・デ・アルマスやラシャーナ・リンチが参戦する。おなじみのアクションはもちろん、キャリー・フクナガ監督らがシリーズをいかに更新したのか、その手腕やいかに。